みなさんは「横柄」「乱暴」「横暴」という言葉がどのような意味をも持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「横柄」と「乱暴」と「横暴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「横柄」とは?
「横柄」は「おうへい」という読み方をします。
この「横柄」は「ひどく威張って人を踏み付けにした態度であること」を言っており、一言で言うなら「尊大」ということになります。
「横柄」の例文
ここで「横柄」の例文の見て行くことにしましょう。
主な使い方としては以下のようなものがあります。
・『アイツは10歳も年下のくせに横柄な口をきくよな。本当に腹が立ってしかたない』
・『お前、何だ。その横柄な態度は。自分を何様だと思っているんだ』
「乱暴」とは?
「乱暴」は「らんぼう」という読み方になります。
この「乱暴」とは「相手に対して荒々しく振る舞うこと」であり、「やり方や扱い方が非常に雑で荒っぽくてていねいさがないこと」と言うことができます。
「乱暴」の例文
ここで「乱暴」の例文を挙げてみます。
具体的には以下のような例文になります。
・『彼は村一番の乱暴者だ。でも、あんな男でも女・子供・老人にはすごく優しい』
・『彼はクラスメート数人に乱暴して怪我をさせてしまった。そのために誰からも口をきいてもらえない』
「横暴」とは
「横暴」は「おうぼう」という読み方をします。
この「横暴」とは「勝手わがままをしたり乱暴をしたりすること」「 わがままを通すこと」という意味になります。
「横暴」の例文
「横暴」ではどのような例文が作れるでしょうか?以下のようなものが考えらえます。
・『殿の横暴なふるまいに家臣たちは反旗を翻したのだ。これも自業自得というものだろう』
・『社長は社員に対して横暴ばことばかりやってきたので、とうとう1人も付いていく人がいなくなった』
「横柄」と「乱暴」と「横暴」の違い
ここで「横柄」と「乱暴」と「横暴」の違いを整理してみましょう。
まず「横柄」「横暴」ですが、この2つの言葉は、両方とも身勝手なさまを意味しています。
身近な日常生活だけでなくビジネスなどシチュエーションでもよく聞くことのあるでネガティブが印象を覚える言葉でしょう、これら2つの言葉には「横」という漢字が含まれていますが、「思いのまま勝手に行動すること」や「自分のしたいようにすること」を指しています。
しかし、「横柄」は「威勢を張って偉そうにする態度」という意味合いがあり、「横暴」は「権力や腕力にまかせて道理にはずれた乱暴な行いをすること」を意味します。
このことから「横柄」より「横暴」の方が程度のさまがひどいと言えます。
尚「乱暴」はこれに「力づく」という意味が加味される点が異なります。
まとめ
ここまで「横柄」と「乱暴」と「横暴」の意味と違いを説明してきました。
これらの言葉は非常にマイナス的なイメージがありますが、よく理解しておくようにしてください。