「ご愛好」と「ご愛顧」と「ご愛用」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご愛好」と「ご愛顧」と「ご愛用」の違い生活・教育

この記事では、「ご愛好」【ごあいこう】と「ご愛願」【ごあいこ】と「ご愛用」【ごあいよう】の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご愛好」とは?

「ご愛好」は、特定の人にしぼっていい方向につながるように工夫する人の気持ちを指す言葉で、いかに自分に愛情を注いでもらっているか感謝できます。

「御」を付けた尊敬語であるため、年配の方にも使えますし、取引先とのやり取りをいいものにしたいと思うときに使えば相手に失礼なく感謝を言い表せます。

自分のことをいつも気にかけてくれて、面倒見てくれる相手には特別な気持ちを持って感謝する「ご愛好」は、お金の取り引きがある取引先や顧客などに当てはまる言葉です。


「ご愛願」とは?

取引先や顧客に、自社製品を選んでもらい感謝するのが「ご愛願」です。

お客様に感謝してから新商品が販売されたことを伝えて、事業を発表したりと本来伝えたいことを書くわけです。

残暑見舞いの挨拶として使える言葉ですし、サービスをあえて選んで使っていることに感謝する気持ちを強調させて伝えられるわけです。

「ご愛願いただき」とひいきにしてもらえるよう伝えたり、「今後もご愛願のほど」と気持ちを表します。


「ご愛用」とは?

取引先が商品を愛用しているとき「ご愛用」を使います。

特別に好んで使っているものや、数ある中から選んで気に入ってくれているものを提供している側が使う言葉です。

製品を使っていることに感謝するときの挨拶として使われていますし、顧客に対して「我が社の商品を使ってもらえればありがたい」という気持ちを伝えられる言葉です。

相手へ感謝する気持ちを伝えてから、これからも愛情持って使ってほしいという気持ちを伝えます。

「私が日頃から愛用している車」「故人が愛用していた筆」など、日頃からよく使っていた物を相手に紹介するときにも使える言葉であり、いかに人が気に入って使ってくれているかを言い表せます。

「ご愛好」と「ご愛願」と「ご愛用」の違い

「ご愛好」「ご愛願」「ご愛用」の違いを、分かりやすく解説します。

自分を特別に扱ってくれていることに相手を尊敬しながら自分がいかに心から感謝しているかを伝えられるのが「ご愛好」で、ごひいきに感謝するのが「ご愛願」「ご愛用」は数ある中から選び、日頃から使ってもらっていることに強く感謝するときの言葉という違いがあります。

いずれもビジネスシーンでよく使われている言葉ですが、「ご愛願」は応援してくれることに感謝し、「ご愛用」は使ってくれることに嬉しい気持ちを込めて伝えられる言葉です。

まとめ

いつもお世話になっている相手に対して感謝するときに使えるのが「ご愛好」「ご愛願」「ご愛用」ですが、それぞれ相手がどのように使用しているかを考えて使い分けることが必要です。

失礼のないように年配の人に使えるか、どのような言葉を考えて使えばより相手への丁寧な感謝の言葉になるか選んで使うといいでしょう。