会社などで行う催しに、壮行会と送別会があります。
壮行会と送別会は行う目的が全く異なるのですが、その違いについて紹介します。
壮行会とは?
壮行会とは、組織の中で遠方に異動になったり海外に長期出張に行く場合などに励ます意味で行う会をいいます。
同じ組織には属しているものの、顔を合わせる機会が減ってしまう場合などに行います。
壮行会の「壮行」には、人の旅立ちを励まして盛大に送り出すことという意味があります。
新天地で頑張ってほしいという意味を込めて行うものです。
例えば、何か大きなプロジェクトに参加するために出向したり、遠方に転勤になった場合などに行われています。
また、壮行会が行われるのは職場だけとは限りません。
学校で運動部や文化部が全国大会に出場する場合に行われることもありますし、スポーツチームが遠征に行く場合などに開催されることもあります。
オリンピックに出場するスポーツ選手の壮行会が行われている様子をテレビのニュース等で見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
壮行会は、大会に参加する人やチームを応援する目的で行うものです。
送別会とは?
送別会は、会社を退職したり学校を卒業する場合など組織を離れる人を送り出す会のことをいいます。
お別れ会ということもあります。
別れを惜しんだり、今までありがとうという感謝の気持ちを伝えるために行うことが多いです。
送別会の「送別」には、別れる人を送り出すことという意味があります。
すぐにまた戻って来る予定がある人に対しては、送別会は行いません。
退職や卒業などはその組織を完全に離れるので分かりやすいですが、転勤の場合にはすぐに戻って来る場合と戻ってこない場合があるので分かりにくいです。
例えば、地方の部署から経験を積む目的で来ていた人が地元に帰る場合には、転勤であってももう戻って来ない可能性が高いです。
また、歓迎会と送別会が一緒になった歓送迎会などもあります。
会社では春や秋などに異動時期が重なるので、何度も開催するのは大変です。
そこで両方をまとめて行おいうというのが歓送迎会です。
レストランや居酒屋などを貸切って行うこともあります。
歓談を楽しんだり、花束や記念品を贈呈したりすることが多いです。
主賓がスピーチを行ったりもします。
壮行会と送別会の違い
壮行会と送別会は、対象となる人と会を開催する目的に違いがあります。
壮行会は旅立つ人を励まして送り出す目的で行う会になります。
この場合、旅立つといってもまた戻って来る予定がある場合に行います。
それに対して送別会は、組織を完全に離れる人を対象に行う会です。
別れを惜しんだり今までの感謝を伝えるために行います。
まとめ
壮行会は、遠くに旅立つ人を応援する目的で行う会です。
また戻って来る予定がある人に行います。
それに対して送別会は、組織を離れる人を送り出す目的で行う会です。
再び戻って来ることはありません。