私たちは親しい人などとの別れ際にする挨拶として、「またね」や、「バイバイ」、または、「さようなら」などを使っています。
この記事では、「またね」と「バイバイ」と「さようなら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「またね」とは?
「またね」とは、「また会おうね」や「また今度ね」などを省略した言葉で、別れ際にする挨拶です。
英語では、「See you」に該当するようですが、やはり「また会う」と言う意味が含まれているようにみえます。
「バイバイ」とは?
「バイバイ」とは、英語の「bye-bye」の発音を日本語で表したもので、「じゃあね」というような意味で使われています。
主に、子供や若い人同士での挨拶として使われることが多いようです。
また、大人が小さな子供に対して使うこともあります。
英語圏では「bye-bye」は、子供っぽい表現なので、大人同士の挨拶ではほとんど使われていないようです。
「さようなら」とは?
「さようなら」は、別れる時の挨拶として使われています。
「さよなら」と言うこともあります。
「さようなら」は、「さようならば」を略した言葉で、「それなら」という意味があります。
「さようならば」を漢字で書くと、「然様(左様)ならば」となります。
「然様(左様)」とは、「そのとおり」、「そのよう」、「そう」、「そうだ」、あるいは、「然り」などの意味があります。
元々、「さようなら、ごきげんよう」や「然様(左様)ならば、これにてご免」などと、「さようなら」の後に別れの言葉が続いていました。
ですが、現代では後半部分が省略されて、「さようなら」だけで、別れの挨拶を意味する言葉となりました。
「またね」と「バイバイ」と「さようなら」の違い
「またね」は、「また会おうね」などの意味があり、英語では「See you」という表現に該当するようです。
「バイバイ」は、英語の「bye-bye」が日本語的な言葉になったもので、主に、子供や若い人たちが使っています。
「さようなら」は、「さようならば」を略した言葉で、「それなら」の意味があります。
別れの挨拶の後半部分が無くなり、前半部分の「さようなら」だけで、そのまま別れの挨拶として使われるようになりました。
「バイバイ」は英語から来ていますし、「またね」は再会のニュアンスを含んだ言葉です。
「さようなら」は日本語が変化してきた言葉です。
「さようなら」には「また会う」という意味合いは、あまり含まれてはいないようですが、その分、使いやすいかもしれません。
まとめ
別れ際に「またね」と言う側は、実際にまた相手に会いたいと思っている場合もありますが、そうでないこともあるようです。
別れる時の定番の挨拶の一つとなっているので、その意味を深く考えずに使ってしまっているかもしれません。
なので、今後会うつもりが無いのに、いつもの習慣で「またね」と言ってしまっている可能性もあります。
一方、「またね」と言われた側は特に気に留めないこともありますが、相手の言動が気になる場合などは、「またね」に込められた相手の気持ちが気になってしまうものです。
こうした別れ際の挨拶の意味を知ることで、より適切な言葉をチョイスできるようになるかもしれません。