この記事では、「古い」と「古めかしい」と「古臭い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「古い」とは?
「古い」は「ふるい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ずっと以前からその様な状態が続いていること」という意味で、そうなってからかなり時間が経っている様子のことです。
2つ目は「昔の出来事」という意味で、昔起きたことです。
3つ目は「時代遅れであること」という意味で、今時流行っていないことです。
4つめは「珍しくない」という意味で、今では誰もが知っていてつまらないことです。
5つ目は「生ものが新鮮でないこと」という意味で、時間が経っていて劣化していることです。
上記に共通するのは「かなり前からある」という意味です。
「古い」の使い方
「古い」は形容詞として使われたり、副詞として「古く見える」と使われたり、名詞として「古さを感じる」などと使われたりします。
基本的に、人や物、ものごとなどがずっと以前からその状態を続けていることに使われる言葉です。
「古い」の例文
・『古い考え方はいいかげん改めた方がいい』
「古めかしい」とは?
「古めかしい」は「ふるめかしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「いかにも昔からある様子」という意味で、見た目や雰囲気などで古いを感じることです。
2つ目は「年寄りくさい」という意味で、老人に見えたり、老人が好む傾向にあることです。
上記に共通するのは「古く感じられる」という意味です。
「古めかしい」の使い方
「古めかしい」は形容詞として使われたり、副詞として「蔵が古めかしく立ち並ぶ」などと使われたり、名詞として「古めかしさを生かしたインテリア」などと使われたりします。
基本的に、いかにも昔からある様に感じられることに使われる言葉です。
「古めかしい」の例文
・『街の外れに古めかしい洋館がある』
「古臭い」とは?
「古臭い」は「ふるくさい」と読み、意味は以下の通りです。
1つめは「いかにも昔からあってみすぼらしく見える」という意味で、古びていて陳腐な様子のことです。
2つ目は「時代遅れでつまらない」という意味で、やり方や考え方が時代に見合っていないことです。
上記に共通するのは「古びてみすぼらしい」という意味です。
「古臭い」の使い方
「古臭い」は形容詞として使われたり、副詞として「古臭く仕上げる」などと使われたり、名詞として「古臭さが嫌だ」などと使われたりします。
基本的に、いかにも昔からあってみすぼらしく見えることや、時代に見合っていない様子に使われる言葉です。
「古臭い」の例文
・『子供にずいぶん古臭い名前を付けたものだ』
「古い」と「古めかしい」と「古臭い」の違い
「古い」は「人や物、ものごとなどがずっと以前からその状態を続けていること」という意味です。
「古めかしい」は「いかにも昔からある様に感じられること」という意味です。
「古臭い」は「いかにも昔からあってみすぼらしく見えること」「時代に見合っていない様子」という意味です。
まとめ
今回は「古い」と「古めかしい」と「古臭い」について紹介しました。
「古い」は「昔からある」。
「古めかしい」は「昔からある様に感じる」、「古臭い」は「昔からあってみすぼらしい」と覚えておきましょう。