この記事では、「あざとい」と「ぶりっ子」と「小賢しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あざとい」とは?
「あざとい」の意味は以下の通りです。
1つ目は「やり方があくどい」という意味で、人をだましたり上手いことを言ってその気にさせたりすることです。
2つ目は「図々しくて抜け目ない」という意味で、常に自分が有利になる様に行動することです。
3つ目は「思慮が浅い」という意味で、軽率で目先のことしか考えない様子のことです。
上記に共通するのは「ずるい」という意味です。
「あざとい」の使い方
「あざとい」は形容詞として使われたり、副詞として「あざとく立ち回る」などと使われたり、副詞として「あざとさが目に付く」などと使われたりします。
基本的に、やり方がずるくて抜け目ない様子や、浅はかな様子に使われる言葉です。
「あざとい」の例文
・『あの業者はあざといやり口で顧客を増やしている』
「ぶりっ子」とは?
「ぶりっ子」の意味は以下の通りです。
1つ目は「女性が男性の前で、わざと可愛らしさをアピールすること」という意味で、ピンクでフリフリの洋服を着たり、甘えた声で話す様子のことです。
2つ目は「女性が男性の前で、知っているのに知らないふりをすること」という意味で、男性が「純粋でかわいい」「教えてあげたい」と思う様に仕向けることです。
「ぶりっ子」は「かわいい子ぶる子」が省略した言葉で、80年代に自分を幼く見せる女性アイドル歌手のふるまいから使われる様になりました。
「ぶりっ子」の使い方
「ぶりっ子」は名詞・形容動詞として「ぶりっ子だ・である」「かわいこぶりっ子」などと使われます。
基本的に、女性が男性に注目されようと、わざと可愛らしさをアピールする様子に使われる言葉です。
「ぶりっ子」の例文
・『飲み会でぶりっ子を発揮して同性から嫌われる』
「小賢しい」とは?
「小賢しい」は「こざかしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「頭が良いことが鼻について嫌味に感じる」という意味で、あれこれ意見してきて生意気な様子のことです。
2つ目は「何かにつけて要領よく振る舞う」という意味で、こまごまと、抜け目なく行動する様子のことです。
上記に共通するのは「頭がいい」という意味です。
「小賢しい」の使い方
「小賢しい」は形容詞として使われたり、副詞として「小賢しく立ち回る」などと使われたり、名詞として「小賢しさが鼻に付く」などと使われたりします。
基本的に、頭は良いがあれこれと意見してうるさいと思う様子や、常に抜け目なく行動する様子に使われる言葉です。
「小賢しい」の例文
・『後輩が先輩の仕事に口出ししてきて小賢しい』
「あざとい」と「ぶりっ子」と「小賢しい」の違い
「あざとい」は「やり方がずるくて抜け目ない様子」「浅はかな様子」という意味です。
「ぶりっ子」は「女性が男性に注目されようと、わざと可愛らしさをアピールする様子」という意味です。
「小賢しい」は「頭は良いがあれこれと意見してうるさいと思う様子」「常に抜け目なく行動する様子」という意味です。
まとめ
今回は「あざとい」と「ぶりっ子」と「小賢しい」について紹介しました。
「あざとい」は「抜け目ない」、「ぶりっ子」は「可愛らしさをアピールする」、「小賢しい」は「あれこれと差し出がましい」と覚えておきましょう。