この記事では、「情弱」と「脆弱」と「貧弱」の違いを分かりやすく説明していきます。
「情弱」とは?
情報弱者の略で、主にインターネットでの情報の取り扱い能力が低く、新しい情報を知らないことを指すだけではなく、デマや間違った情報を信じてしまうことなども含まれています。
また、情報インフラが整っていない地域に住んでいることを指すケースもありますが、テレビと比べてもインターネット網はある程度平均的に整っているため、インターネットを使う気がない人を揶揄する意味合いが出ています。
逆の言葉としては意味合いとしては新しい情報に強いという言葉になりますが情強という言葉は強情という意味の別の言葉で、二文字の略語としては現在存在していません。
言葉としては2000年以降に現れた新しいものです。
「脆弱」とは?
身体、組織、構造や外壁などがもろくて弱いことを指す言葉で、コンピュータープログラムの対ウィルスなどの弱点に対しても脆弱性といいます。
「脆弱な国土」では災害に弱い国土という意味合いで使われ、「エネルギー供給体制の根本的な脆弱性」という言葉では日本のエネルギーが輸入に頼っているという意味合いの文章で使われており、近年では物理的な脆さよりも構造的な脆さに対して使われていることが多いといえるでしょう。
なお、実際に脆弱な建物などは災害に弱いため、点検・回収の対象にされるべきものであることも物理的な脆弱さを示す言葉が少ない理由の一端ではありますが、実際脆弱な構造だったため災害をより被害のあるものにしてしまったケースもあります。
「貧弱」とは
みすぼらしいことや比較して小さいこと、内容が乏しくて見劣りすることを指す言葉で、肉体的なものだけではなく、文章が貧弱、文化的に貧弱、国力が貧弱などといった使い方もできます。
自然物に対しても使える言葉で、もやしはその外見から貧弱なイメージを持たれています。
口語でも使いやすい言葉でマンガのセリフなどにも見られます。
豊富や富強が貧弱の逆の意味の言葉です。
「情弱」と「脆弱」と「貧弱」の違い
「情弱」は情報弱者という意味を持つ比較的細菌の言葉で、情報をうまく扱えないことや偽の情報に騙される人なども指します。
基本的には対象は人及び企業など団体です。
「脆弱」はもろくて弱いという意味合いを持ち、プログラムの脆弱性や構造の脆弱さなど、人以外に使われるケースが多く、「貧弱」はみすぼらしいさまや見劣りするものを指す言葉で、人や動物だけでなく物や考え方など比較的広い対象に使えます。
脆弱と比較して貧弱と貧弱は悪口として使うこともできる言葉です。
脆弱に関しては是正の必要が最も高い概念となっており、情弱に関してはあまり物差しのない言葉で本人がそう思っているとは限らない難しさがあり、貧弱に関しては貧弱な肉体など、放置しても大きな問題ではないものもあります。
まとめ
「情弱」と「脆弱」と「貧弱」では、情弱を情報網やと情報を扱う力が貧弱ということもできます。
貧弱はみすぼらしさなどを表し、細さや小ささもある言葉です。
脆弱は脆さがある為危険に直結しています。
情弱は新しい言葉で、自覚しているかの判断が難しい言葉です。