「留年」と「浪人」と「落第」の違いとは?分かりやすく解釈

「留年」と「浪人」と「落第」の違い生活・教育

この記事では、「留年」「浪人」「落第」の違いを分かりやすく説明していきます。

「留年」とは?

「留年」「りゅうねん」と読みます。

意味は「学生が進級・卒業する為に必要な単位が足りず、今の学年に留まること」で、何らかの事情で出席日数や学科の単位が足りずに、進級や卒業ができず、同じ学年をもう一度やり直すことです。


「留年」の使い方

「留年」は名詞として「留年する・した」「留年してやり直す」「留年が決まる」などと使われます。

基本的に、学生が進級や卒業する為に必要な単位が足りず、同じ学年をもう一度やり直すことに使われる言葉です。


「留年」の例文

・『彼は病気で入院していた為に留年している』

「浪人」とは?

「浪人」「ろうにん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「昔、本籍地以外の国を転々としていた人」という意味です。

2つ目は「武士で、主を失い行く先がなくなった者」という意味で、時代劇によく出てくる主君を持たない侍のことです。

3つ目は上記から転じて「入学試験に落ちて、学籍を持たないまま次年度の試験を目指す者」という意味で、年数が増えるごとに一浪、二浪、三浪などと言います。

4つ目は「新卒で入社試験に落ちて、就職先が決まらない人」という意味で、卒業後も就職活動を続ける人のことです。

上記に共通するのは「行き先が定まらない」という意味です。

「浪人」の使い方

「浪人」は名詞・形容動詞として「浪人だ・である」「浪人する・した」「浪人生」などと使われます。

基本的に、日常で使う場合、学生や新卒で、試験に落ちて行き先が定まらない人に使われる言葉です。

「浪人」の例文

・『来年の試験を目指して浪人して予備校に通う』

「落第」とは?

「落第」「らくだい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「学生で、過程が修了できずに進級・卒業ができないこと」という意味で、試験の結果が悪かったり、不登校などで一定の水準に達しず進級・卒業できないことです。

2つ目は「ある基準を満たせず認められないこと」という意味で、あることをするのにふさわしくないことです。

上記に共通するのは「ある水準に達しない」という意味です。

「落第」の使い方

「落第」は名詞・形容動詞として「落第だ・である」「落第する・した」「落第生」などと使われます。

基本的に、ある一定の水準に達しず進級・卒業できない者や、あることをするにの相応しくないことに使われる言葉です。

「落第」の例文

・『彼は追試でも点数が取れずに落第決定となった』

「留年」と「浪人」と「落第」の違い

「留年」「学生が進級や卒業する為に必要な単位が足りず、同じ学年をもう一度やり直すこと」という意味です。

「浪人」「学生や新卒で、試験に落ちて行き先が定まらない人」という意味です。

「落第」「ある一定の水準に達しず進級・卒業できない者」「あることをするにの相応しくないこと」という意味です。

まとめ

今回は「留年」「浪人」「落第」について紹介しました。

「留年」「単位が足りない」「浪人」「主君を持たない」「落第」「規準を満たさない」と覚えておきましょう。