「しつこい」と「積極的」の違いとは?

「しつこい」と「積極的」の違いとは?生活・教育

この記事ではしつこいと積極的の違いを分かりやすく説明していきます。

しつこいとは?

しつこいとは、いつまでも執着するという意味があります。

他人からすると迷惑を感じるほど一つのことに拘り過ぎている様という意味合いもあります。

飽きずに一つのことを何度も何度も繰り返し、それでもまだやってしまう人のことを「しつこい人だ」といい表します。

こういったしつこい人は、何をやっても執着するため、人が嫌がっていることに気づきません。

自分としては良かれと思ってやっていることもあり、人から注意されても反省はせず、付き合うのが厄介だなと感じさせてしまいます。

恋愛においても相手とは別れているのにつきまとったり、職場では何度も人に分からないことを聞くなど、そのしつこさが人に不快感を与えて、敬遠されてしまうのです。

また、長引く風邪に対しては「しつこい風邪」と表現し、たちの悪い病気であるときは「しつこい病気」、しぶとい人のことは「しつこい性格だ」と使います。


積極的とは?

積極的とは、物事を自分からすすんでする様という意味があります。

人がやらない難しい問題にも挑み、解決しようと頑張りますし、困難な現実にも立ち向かっていく姿は「とても積極的な人だ」と人々を関心させます。

まだ未知なる世界へ踏み出し、挑む人に対しても使われる言葉であり、その行動はときに人を感動させ、揺り動かします。

職場でも、積極的に仕事にとりかかり、プロジェクトに挑めば人として高く評価されて信頼を集めますので、リーダーシップを発揮します。

自分で思い立ってやるときのその行動を表現する言葉ではありますが、人が褒めるときにも使われている言葉でもあります。

例えば、「あなたはとても積極的な人で素晴らしい」「積極的な人が好き」と使えば相手を褒めつつ、自分は興味があるという気持ちを伝えられます。


しつこいと積極的の違い

しつこいと積極的の違いを、分かりやすく解説します。

人から見て嫌悪感を感じるほど物事に執着して離れようとしない人のことをしつこいといい、困難なことでも自分から突き進んでやってみようという前向きな行動する人のことを積極的という違いがあります。

しつこいの例文

・好みではないのに交際を迫ってくるしつこい男性を諦めさせる方法が知りたい。

・しつこい女性の特徴はわがままで自分のことしか考えていない。

自分のタイプではない異性から好かれても困るというのに、その人から何度も交際を迫られる人の困惑する気持ちと、解決方法が知りたいと考えます。

また、女性にもしつこい人がいますが、このような人はどうも自分のことしか考えていないところがあります。

積極的の例文

・コミュニケーションをはかるためにも、地域のボランティア活動には積極的に参加してください。

・新入社員と交流を大事にしたい私は積極的に飲み会へ参加する。

地域のボランティア活動には積極に参加するということは、近所の人とコミュニケーションをとるためには必要なことです。

また、まだ相手のことが分からないときは会社が終わってから一緒に飲んで会話することで相手が何を考えているのか、どのようなスキルがあるのかなど細かいことが分かります。

まとめ

対照的な意味があるしつこいと積極的は、その行動に困っている気持ちを伝えたいときはしつこいと使い、やってほしいと思うときは積極的を使います。

ただ、いくら積極的であっても、自分勝手に行動してしまう人はしつこさを感じさせます。

人の行動をよく見てみて、その行動は本当に積極的なのかしつこいのかその場の状況をよくチェックしてみて、どちらの言葉を使えばいいのか考えてみましょう。