「回数券」と「往復券」と「定期券」の違いとは?分かりやすく解釈

「回数券」と「往復券」と「定期券」の違い生活・教育

この記事では、主に交通機関の切符として使われている「回数券」「往復券」「定期券」の違いを分かりやすく説明していきます。

「回数券」とは?

乗車、入場、飲食などの切符や券を十枚などの単位でひとつづりにしたもので、前もって購入する事ができるため購入の手間が省けることがメリットと言えます。

また、サービスとして鉄道の回数券では10%引きに相当する11枚が10枚相当の金額で購入できます。

さらに大手私鉄や首都圏の私鉄などで販売されている時差回数乗車券は平日は10時から16時まで、土休日と祝日は全日の仕様が可能で10枚の代金で12枚が購入でき、土・休日割引回数乗車券は土曜日、日曜日、祝日、休日、12月30日、12月31日、1月2日、1月3日(東京メトロの場合)など休日に使え、10枚の代金で14枚購入できます。

時差回数券は混雑時間帯を割けての使用を推奨する目的があります。

喫茶店ではコーヒー回数券が用意されているケースが有り、こちらも割引があります。


「往復券」とは?

鉄道やバスなどの乗り物の往復できる切符のことで、ロープウェーでは先に往復券を売るケースがありますが特に割引がありません。

鉄道会社ではある程度の距離から設定されており、JR北海道では札幌から苫小牧などの距離から往復券が発売されており、札幌から苫小牧では片道1680円に対して往復で2640円となっています。

JR東日本とJR西日本などでは601km以上の距離から往復割引が設定されており、ゆきかえりの運賃が1割ずつ安くなります。

飛行機も国内各区間において航空会社を特定するタイプの往復割引が用意されています。


「定期券」とは

定期乗車券の略で、鉄道やバスに設定されていて、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の期間の設定があり、週5回往復したケースの割引率は回数券よりも更に高くなります。

更に割引率が高くなる学生割引も適用されるケースがあります。

ただし会社によって割引率はまばらになっています。

また、非接触型ICカードに対応しているのも定期券の特徴で、対応している自動改札機は定期券機能を持ったICカードをかざせば通過できます。

なお、定期券は回数券や往復券と異なり、途中下車してその駅からまた定期券の目的駅まで行くことが可能です。

店によってはラーメン屋の定期券などもありますが、こちらも一定量使わないと損をします。

「回数券」と「往復券」と「定期券」の違い

前もって使用期限の決まった10回分などの切符を買うのが回数券で、割引が適用されます。

往復券は一定距離の往復に使われるものでは回数券と同等以上の割引があるケースもありますが会社によって異なります。

交通機関の定期券は週5回以上往復する場合最も割引率が高く、対応している会社ではICカードを使用出来る点もメリットです。

まとめ

回数券と定期券は割引率が異なり時差回数券などもあるため、週3回の塾通いなどのケースではどちらが安いかを検討したほうが良い場合があります。

週5回の通勤では定期券の方が安いです。

往復券は鉄道などでは一定距離以上であれば割引が適用されるものがあります。