この記事では、「真意を測る」と「意図を図る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真意を測る」とは?
「真意を測る(しんいをはかる)」の「真意」とは、本心や真の意味のことを表しています。
また、「測る」は推測するという意味もあります。
そのため、「真意を測る」は本心や真の意味を推測するという意味合いになります。
「真意を測る」と似た意味を持つ言葉としては、「真意を読み取る」、「真意を汲(く)み取る」、あるいは「含意(がんい)を汲む」などが挙げられます。
「意図を図る」とは?
「意図を図る(いとをはかる)」の「意図」とは、ある事をしようと思うことや、考えなどを表しています。
「図る」は考える、想像することを言います。
そこで、「意図を図る」とは、ある事をしようと思うことを考えたり、想像したりすると言う意味になります。
「意図を図る」と似ている言葉では、「意図する」、「計画を練る」、または「構想を練る」などがあります。
「真意を測る」と「意図を図る」の違い
「真意を測る」と「意図を図る」の違いを、分かりやすく解説します。
「真意を測る」とは、本心や真の意味を推測すると言う意味があります。
一方、「意図を図る」は、ある事をしようと思うことを考えたり、想像したりすることを言います。
「真意を測る」は本当の意味を推測すると言う意味合いがあるのに対し、「意図を図る」は、しようとすることのイメージなので、この点が異なっています。
「真意を測る」の例文
・『彼が言ったことの真意を測りかねている』
・『私は彼女の真意を測るように意識していた』
・『あの人の真意を測ることは難しい』
・『彼女はその真意を測りかねているようだ』
「意図を図る」の例文
・『彼の行動は、どのような意図を図って行ったのか気になった』
・『意図を図ってやってみようと思います』
・『一応意図を図ってはみたものの、実際にその通りにいくのがわからない』
・『彼女の言動からして、何らかの意図を図ったようだ』
まとめ
「はかる」には「測る」と「図る」の他にも、「計る」、「量る」、「諮る」、「謀る」があり、それぞれの意味があります。
それらの意味を知ることによって、適切な「はかる」を選択しやすくなるでしょう。