「年月が経つ」と「月日が経つ」は似たような意味で使われる言葉ですが、この2つは具体的にどのような違いで使い分ければいいのでしょうか。
今回は、「年月が経つ」と「月日が経つ」の違いを解説します。
「年月が経つ」とは?
「年月が経つ」とは、「かなり長い時間が経過すること」を意味する言葉です。
「年月が経つ」の使い方
時間の経過を表す言葉で最低でも1年以上、一般的には数年以上の時間が経過した様子を表します。
「年月が経つ」の「年月は」年単位以上の時間の長さを意味する言葉で、ある時点を基準にしたときに年単位で数えるくらいの時間が経過した様子を指す言葉が「年月が経つ」です。
「月日が経つ」とは?
「月日が経つ」とは、「それなりに長い時間が経過すること」を意味する言葉です。
「月日が経つ」の使い方
時間経過を表す言葉で最低でも1カ月、一般的には数カ月以上の時間経過を表します。
「月日が経つ」の「月日」は振り返って数えたときに月数と日数で勘定する程度の長さを指す言葉ですが、1年以上の長さになることもあります。
「年月が経つ」と「月日が経つ」の違い
「年月が経つ」と「月日が経つ」はどちらもある程度長い時間の経過を示す表現です。
2つの違いは「時間の長さ」で「年月が経つ」は年単位の時間が経過したことを表すのに対し「月日が経つ」は月単位の時間経過を表します。
「年月が経つ」は「月日が経つ」よりも長い時間経過を示す表現ですが、「月日が経つ」は月単位よりも長い時間経過なので数年の時間が過ぎているときにも使えます。
「年月が経つ」の例文
・『震災からかなりの年月が経つ』
・『年月が経つにつれて記憶がおぼろげになってきた』
「月日が経つ」の例文
・『月日が経つとともに日本代表としてと自覚が芽生えてきた』
・『子供の成長を見ていると月日が経つのは早いと実感させられる』
まとめ
「年月が経つ」と「月日が経つ」はどちらまとまった時間経過を意味する言葉です。
表す長さによって区別されるので覚えておきましょう。