この記事では、「悪人」と「罪人」と「悪党」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悪人」とは?
法律を犯すもの、狼藉を働くもの、人を騙すもの、約束を破るもの、社会ルールに背くものなどを指す言葉で、悪とみなす基準は人それぞれな部分はあるため、警察に捕まるほどではない悪人という概念も存在します。
恒常的に悪い行為をする人だけでなく、一件でも大きな悪いことをすると悪人と判断されるケースもあります。
更正するという概念はありますが悪人は存在しており、社会ルールの解釈が自分にとって非常に甘い人なども悪人ととらえられるケースもあります。
学校は悪人を更生させるほどの力のある場ではない部分があり、いじめなどの問題への弱さがあります。
「罪人」とは?
罪を犯した人のことで悪人よりも定義は狭いと考えられ、懲役刑を受けている人、執行猶予中の人はきつい言い方でもありますが、罪人という言い方もできます。
一方交通違反において免許停止したあたりでは罪人と見るかは人による差が大きいと言えます。
免許停止状態でさらに事故を起こして起訴をされるとなると罪人により近い状態になると言えます。
一方、どれだけ悪いことをしていても警察に捕まらない、法の裁きを受けていないという人であれば罪人ではないということもできてしまい、悪人という言葉が変わりに使えます。
大罪人という言葉では大きな罪を犯した人を指すことができます。
「悪党」とは
悪事を働くもの、悪人と同じ意味もありますが、悪人の集まりの仲間という意味合いもあります。
大悪党という言葉では大それた悪党、ひどい悪党という意味になります。
小悪党という言葉もあり、チンピラや小規模な犯罪を繰り返しているものと言う意味があります。
言葉として悪人と同じように幅広く使われており、作品タイトルなどで使われるケースも見られます。
「悪人」と「罪人」と「悪党」の違い
悪人と悪党の意味合いは近く、法を犯す者、狼藉を働くものなどの意味合いがあり、悪党にも悪人個人という意味がありますが、悪党には複数仲間がいるというケースもあります。
更生の概念は悪人、悪党ともにありますが、更生していないものは悪人、悪党と呼んで差し支えないでしょう。
なお、物語においては悪人という言葉より悪党という言葉を使うケースが時代物などで見られ、サスペンス的な作品では悪人と言う言葉がよく使われます。
罪人は法の裁きを受けて罰されている人という意味になり、警察に捕まっている、出頭したというプロセスを通した人ということができます。
罪の重さによって大罪人という言葉も使えます。
罪人は悪人よりも定義が狭いものです。
まとめ
悪人と罪人と悪党は言葉として悪党がややイメージが軽い、深い事情が感じられないものとなっており、サスペンス作品などで使われる言葉は悪人となります。
罪人は言葉としてきつさがあり、当該の人に罪人というのはあまりいいこととは言えないでしょう。