この記事では、「赫々たる」と「堂々たる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赫々たる」とは?
「赫々たる」は「かくかくたる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「真っ赤に照り輝く様子」という意味で、太陽や炎が赤く明るく燃え輝く様子のことです。
2つ目は「名声・人望などが立派で目立つ様子」という意味で、世間に名前が知れ渡り、勢力が強くなる様子のことです。
「赫々たる」の言葉の使い方
「赫々たる」は「タリ活用」の形容動詞として「赫々たる日輪」「赫々たり」などと使われます。
「赫」は文字通り「赤々と燃えるように輝く」という意味があり、転じて「勢いが盛んな様子」という意味もあります。
「赫々」と同じ言葉を続けることにより、意味を強調しています。
基本的に、立派で激しい勢いがある様子に使われる言葉です。
「堂々たる」とは?
「堂々たる」は「どうどうたる」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「立派で威厳のある様子」という意味で、地位や名声が高く、風格がある様子のことです。
2つ目は「何の隠し立てもせず正面から向かうこと」という意味で、こそこそと画策せずに、直接相手と向き合う様子のことです。
「堂々たる」の言葉の使い方
「堂々たる」は「タリ活用」の形容動詞として「堂々たる態度」「堂々たり」などと使われます。
「堂」は「神仏を祭ったり、人が多く集まったりする大きな建物」という意味があり、転じて「大きくて立派な様子」という意味もあります。
「堂々」と同じ言葉を続けることにより、意味を強調しています。
基本的に、立派で風格がある様子に使われる言葉です。
「赫々たる」と「堂々たる」の違い
「赫々たる」は「立派で激しい勢いがある様子」という意味です。
「堂々たる」は「立派で風格がある様子」という意味です。
「赫々たる」の例文
「赫々たる」の例文は以下の通りです。
・『東の空に赫々たる日輪が昇る』
・『炎が赫々と燃え盛る』
・『赫々たる武功を称える』
・『赫々たる勝利を手にする』
「堂々たる」の例文
「堂々たる」の例文は以下の通りです。
・『彼の堂々たる態度に皆敬服する』
・『社長の堂々たる邸宅に驚く』
・『勝者の堂々たる登場に会場が湧く』
・『彼女の堂々たるスピーチに感服する』
まとめ
今回は「赫々たる」と「堂々たる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。