「セルビア」と「セビリア」の違いとは?分かりやすく解釈

「セルビア」と「セビリア」の違い生活・教育

この記事では、「セルビア」「セビリア」の違いを分かりやすく説明していきます。

「セルビア」とは?

「セルビア」とは、南東ヨーロッパに位置する「セルビア共和国」という共和国家の通称を指します。

バルカン半島内陸に位置し、首都はベオグラードです。

2020年時点での人口はおよそ700万人、面積はおよそ88万㎞2、セルビア語を公用語としています。

かつて存在したユーゴスラビアではセルビア・モンテネグロとして中心的役割をしており、2006年6月3日のモンテネグロの分離に伴い独立しました。

セルビア国内には、コソボ・メトヒヤ自治州という場所が存在していますが、事実上「コソボ共和国」として独立状態にあります。

2011年の東日本大震災の際には、約4500万円の義捐金が日本へ提供され、日本をアジア最大の貿易相手とみなしており、日本とセルビアの関係は良好と言えます。

なお、コソボ共和国について日本は国家として認めています。


「セビリア」とは?

「セビリア」とは、ヨーロッパ南西に位置する国「スペイン」に存在する都市です。

人口は約70万人でスペイン第4位、経済や観光などあらゆる面でスペイン南部の中心的役割を持つ都市と言えるでしょう。

「セビリア」という名称は様々な呼び名があり、スペイン政府の日本語版サイトには「セビーヤ」と表記されていて、他にも「セビーシャ」「セビーリャ」などがあります。

「スペイン」と聞くと思い浮かぶ「闘牛」「フラメンコ」が盛んに行われている観光都市でもあり、世界遺産である「セビリア大聖堂」「アルカサル」そして「インディアス古文書館」が存在し、「最も訪れるべき都市1位」として報じられた事もある程です。

ヨーロッパ地方の中では最も温暖な都市で、夏季が長く、年間の平均気温は19. 2度と高くなっており、非公式ですが47. 2度という気温を観測した事もあります。

ちなみに「セビリア」で雪が降る事は非常に稀で、20世紀での降雪の記録は2回のみです。

それに比べ降雨日が多く、頻繁に豪雨に見舞われます。


「セルビア」と「セビリア」の違い

「セルビア」「セビリア」は名前こそ似ているものの、その違いは明確です。

「セルビア」「セルビア共和国」という国であり「セビリア」はスペインの都市です。

同じヨーロッパ地方に存在しますが、国と都市という違いがあるので人口にも大きな差があります。

まとめ

「セルビア」「セビリア」の大きな違いは、「国であるか」「都市であるか」の違いです。

ヨーロッパ地方に詳しくない人が名前だけ聞くと、同じ場所かのような間違いをしてしまう場合もあるかもしれません。

両者の特徴をしっかりと把握し、混同しないように注意しましょう。