この記事では、「株」と「FX」の違いを分かりやすく説明していきます。
「株」とは?
「株」とは企業が資金を集めるために発行している券です。
本来企業に資金を出しその見返りとして企業から何らかの贈り物をもらえたり、出資者として経営に口出しするなどの「株」主優待を目的として取引されていました。
ただし現在ではそういった企業への影響力と関係なしに、「株」が安いときに購入し高いときに売却して差額を儲けるために使われていることも多いです。
ただしそういった差額で儲ける目的であっても手元に保有している間は「株」主としての優待を受ける権利があります。
「FX」とは?
「FX」とは外国為替の英語を略した言葉で言葉通り外国の通貨を売買する取引です。
各国の通貨レートは常に変化し続けているので外国の通貨を自国の通貨で安く買い、逆にその国の通貨が高くなったタイミングで売れば差額で儲けることができます。
「FX」ではその通貨を持っていなくても先に売ったことにして、後から買うことで売った分の外国通貨を帳消しにすることも可能です。
ただし通貨を交換しているだけなので「FX」をして外国の通貨を持っていることで得られる優待などはありません。
「株」と「FX」の違い
「株」と「FX」の違いを、分かりやすく解説します。
企業が資金を集めるために発行した券やそれを取引することを指すのが「株」で、外国の通貨を交換して各国の通貨レートの変動を利用して設けるために取引するのが「FX」です。
「株」は企業が発行している券を媒介に取引しますが「FX」では国が発行している通貨を媒介に取引します。
そのため「株」はその企業が何をしたかによって価格が変動しますが、「FX」は自国と相手の国の情勢や世界情勢などレートに影響を与え得る要素が非常に多いです。
まとめ
「株」と「FX」はどちらもレートの変動で差額を儲ける目的の取引になりますが、何を媒介にしているかが違います。
「株」は企業単位なので変動する要素は少ないものの企業が倒産して最悪所持している「株」が無価値になる恐れもあるでしょう。
対して「FX」は様々な要因でレートが変動しますが国がある程度価値を保証しているので完全な無価値になる心配はほぼありません。
