この記事では、「親バカ」と「過保護」と「過干渉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「親バカ」とは?
「親バカ」は「おやばか」と読みます。
意味は、「我が子かわいさのあまり、子供に対する常識的な評価ができず、他人から見ると愚かな行動をして自分で気づかないこと」です。
自分の子供はいい子だ、能力があると信じこんでしまい、悪い点を見ようとしなかたり、過度な教育を受けさせたりすることです。
「親バカ」の由来は「親が子供に対してバカな判断力しか持たないこと」から来ています。
「親バカ」の使い方
「親バカ」は名詞・形容動詞として「親バカだ・である」「親バカが過ぎる」「親バカ子バカ」などと使われます。
基本的に、親が子供に対して愛情を持ちすぎてしまい、子供に対して適切な判断ができず、愚かな行動をしてしまう様子に使われる言葉です。
「親バカ」の例文
・『毎日子供に習い事をさせるとは親バカだ』
「過保護」とは?
「過保護」は「かほご」と読みます。
意味は、「親が子供を必要以上に守ったりかばったりすること」です。
常に子供の行動に注意を払い、すぐに助ける親のことです。
「過」は「すぎる」とも読み、「ある範囲や基準を超えること」という意味、「保護」は「外からの危険・脅威・破壊などからかばい守ること」という意味、「過保護」で「ある範囲や基準を超えて危険・脅威・破壊などからかばい守ること」になります。
「過保護」の使い方
「過保護」は名詞・形容動詞として「過保護だ・である」「過保護に育つ」「過保護な親」などと使われます。
基本的に、親が子供に対して必要以上に助けたり守ったりして育てることに使われる言葉です。
「過保護」の例文
・『彼は過保護に育ち過ぎて一人で何もできない』
「過干渉」とは?
「過干渉」は「かかんしょう」と読みます。
意味は「他人のことに必要以上に口出しして自分の意見に従わせようとすること」です。
他人のことに立ち入ってきて、自分の思い通りにさせようとすることです。
「干渉」は「他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること」という意味、「過干渉」で「ある範囲や基準を超えて他人のことに立ち入り、自分の意思に従わせようとすること」になります。
「過干渉」の使い方
「過干渉」は名詞・形容動詞とっして「過干渉だ・である」「過干渉な面がある」などと使われます。
基本的に、他人のことに必要以上に口出しして、自分の思い通りにさせようとすることに使われる言葉です。
「過干渉」の例文
・『夫婦であっても友人関係に過干渉は禁物だ』
「親バカ」と「過保護」と「過干渉」の違い
「親バカ」は「親が子供に対して愛情を持ちすぎてしまい、子供に対して適切な判断ができず、愚かな行動をしてしまう様子」という意味です。
「過保護」は「親が子供に対して必要以上に助けたり守ったりして育てること」という意味です。
「過干渉」は「他人のことに必要以上に口出しして、自分の思い通りにさせようとすること」という意味です。
まとめ
今回は「親バカ」と「過保護」と「過干渉」について紹介しました。
「親バカ」は「子供が可愛すぎて愚かになる」、「過保護」は「子供を守り過ぎる」、「過干渉」は「他人に口出しする」と覚えておきましょう。