この記事では、「身軽」と「気軽」と「気楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「身軽」とは?
「身軽」は「みがる」と読みます。
「身軽」は「動作が軽快であること。
その様子」という意味があります。
他にも、「衣服や荷物など、余分なものがないこと」、さらに「責任や職務から離れて、気楽なこと」を意味する言葉になります。
「気軽」、「気楽」に対応するのは、最後の意味かもしれません。
「身軽」の言葉の使い方
例えば、プロ野球選手を引退したばかりの人は、ホームランを打ったり、三振を取らなければならないというような責任がなくなり、気楽な気持ちになるかもしれません。
そこで、「プロ野球選手を引退して、身軽な身分になった」などという文章を作ることができます。
「気軽」とは?
「気軽」は「きがる」と読みます。
「気軽」は「こだわったり、面倒がったりせず、行動に出る様子」を意味したり、「堅苦しくなくて気が置けない様子」を意味します。
「気軽」の言葉の使い方
例えば、休日のファッションにこだわりがなく、堅苦しくない服を選ぶ場合は、「休日のファッションは、気軽なスウェットを選ぶ」などという文章を作ることができます。
また、男性から食事に誘われた女性が、面倒がらず、食事に行く場合、「気軽に食事の誘いに乗る女性」などという文章にできます。
「気楽」とは
「気楽」は「きらく」と読みます。
「気楽」は「心配や苦労がなく、のんびりしていられる様子」という意味があります。
心配事や苦労などがなく、のんびりと暮らせるような場合、「気軽」という言葉を使ってみましょう。
「気楽」の言葉の使い方
長い間務めていた会社を辞めて、心配をしたり、苦労をすることがなくなった場合は、「会社を定年退職し、気楽な身分になる」などと言うことができます。
「身軽」と「気軽」と「気楽」の違い
「身軽」は、「責任や職務から離れて、気楽なこと」を意味します。
また「気軽」は「こだわったり、面倒がったりせず、行動に出る様子」を意味します。
さらに「気楽」は、「心配や苦労がなく、のんびりしていられる様子」という意味があります。
このように、「身軽」は、「責任から離れて気楽なこと」を意味し、「気軽」は、「こだわりがない様子」を意味し、「気楽」は、「心配や苦労のない様子」を意味するという違いがあります。
そのため、「身軽に生きる」という場合は、「責任を持たず生きること」を意味し、「気軽に生きる」場合は、「こだわらずに生きる」ことを意味し、さらに「気楽に生きる」場合は、「心配や苦労と無縁の生き方をする」という違いがあります。
まとめ
「身軽」と「気軽」と「気楽」には、それぞれ楽そうに生きる言葉ではありますが、言葉ごとに意味の違いがありました。
微妙の意味の違いを知ることで、3つの言葉を混同せずに、使い分けることができるようになりそうです。