音楽に関連する言葉で「吹奏楽」と「オーケストラ」と「マーチング」というものがあります。
これらの言葉の違いは一体どこになるのでしょうか。
この記事では、「吹奏楽」と「オーケストラ」と「マーチング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吹奏楽」とは?
「吹奏楽」(すいそうがく)とは、管楽器をベースとしてそこに打楽器や一部の弦楽器(コントラバス)を加え構成された音楽の総称のような言葉です。
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器、フルートやクラリネットなどの木管楽器、ドラムやシンバルなどの打楽器などで編成された音楽です。
そして、弦楽器としてはコントラバスのみが編成されています。
「吹奏楽」の言葉の使い方
「吹奏楽」の言葉の使い方としては、たとえば、昔吹奏楽をやっていたと言えば、吹奏楽で編成されている何かしらの楽器を昔演奏していたということになります。
ただ一般的なイメージとして吹奏楽=管楽器といった傾向があるので、その点は言葉を使う際に注意が必要です。
「オーケストラ」とは?
「オーケストラ」とは、管楽器・打楽器・弦楽器など多くの楽器で構成された音楽、またはそのように編成された楽団のことを指しています。
他の呼び名として「管弦楽団」「交響楽団」といったものなどがありますが、「オーケストラ」のことを指したものです。
「オーケストラ」の言葉の使い方
「オーケストラ」の言葉の使い方としては、その楽器で構成された音楽というよりは、「楽団」としての使い方が一般的です。
たとえば、オーケストラをやっていたという言い方はあまりせず、オーケストラに入っていたという使い方をします。
「マーチング」とは?
「マーチング」とは、英語では“Marching”と表記し、行進とか行軍といった意味合いになります。
音楽用語としては、行進しながら演奏する形態のことを指しています。
「吹奏楽」の演奏形態のひとつで、管楽器や打楽器を行進しながら演奏することから、動く吹奏楽などとも呼ばれています。
「マーチング」の言葉の使い方
「マーチング」という言葉をそのまま使うというよりは、「マーチングバンド」という使い方が一般的ではないでしょうか。
「マーチング」という演奏形態の団体という意味で「マーチングバンド」です。
「吹奏楽」と「オーケストラ」と「マーチング」の違い
「吹奏楽」とは、「管楽器・打楽器・コントラバスで構成された音楽の総称」としての意味合いがあります。
「オーケストラ」とは、「管楽器・打楽器・弦楽器で構成された音楽または楽団」のことを指しています。
「マーチング」とは、「行進しながら(吹奏楽を)演奏すること」を指しています。
まとめ
「吹奏楽」と「オーケストラ」と「マーチング」について述べてきましたがご理解いただけましたでしょうか。
構成されている楽器が違っていたり、意味合いの表現が違ったりもしました。
楽器を演奏しない方にとってはあまり意識しない言葉かもしれませんが、この記事の内容が少しでもみなさんのお役に立てるのであれば幸いです。