この記事では、「場面」と「場合」と「場所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「場面」とは?
英語ではシーン、Sceneで、ある部分、物事が行われているその場の様子を指す言葉で、「ビジネスの場面」、「遊びの場面」、「名場面」、「攻撃場面」などの使い方があります。
テレビドラマやマンガなどで登場人物の行動のひとくくりを場面と呼ぶことが出来、面白い場面が連続していたなどということも出来ます。
舞台における場面は舞台装置や背景の転換を一区切りと考えることができるでしょう。
「同じような場面」という言葉は時間帯、天候、そこにいる人や物、風景の感覚などのうち二つ以上は似ていると思われる要素がある場面同士を指していると言えます。
「場合」とは?
英語ではケース、Caseで、ある事が起こったときや、そうなった時を指す言葉で、「雨が降った場合」、「晴れた場合」などがわかりやすい例えです。
様々な状況に対処するために想定する事柄も場合と言い、「都合の悪い場合」、「工事が長引いた場合」、「場合によっては」などの言葉があります。
物事が行われているときの状態や事情を指す意味もあり、「寝ている場合ではない」、「歩いている場合ではない」などの使い方があります。
対象に関してという意味もあり、「電車の場合10分かかるが、バスの場合20分かかる」などの使い方があります。
「場所」とは
英語ではプレイス、placeで、何かが存在したり行われる所。
一定の決まりを持った広がりをもった土地などを指す言葉で、「生まれた場所」「働く場所」「会社が所有する場所」などの使い方があり、場所を問わず使えるものという言葉は接続する電源を必要としないものという基本があります。
世界の様々な場所で使われているという言葉であれば、具体的ではないものの必ずどこかに点在している場所ということが出来ます。
本があった場所など過去に何かがあったが現在ではそうではないという表現をすることも可能です。
「場面」と「場合」と「場所」の違い
場面は状況をひとくくりにしたもので、映画の一部分や漫画や小説のひとくくりがイメージしやすいでしょう。
「桜が咲く場面」では桜が咲いている期間と場所をまたは各地の桜が咲いている所や映画やテレビのシーンを指すことが出来ます。
何かが存在したり行われる所というのが場所の意味で、「桜が咲いている場所」という言葉では、場面とほぼ同じ使い方が出来ますが映画やテレビのシーンの意味合いは有りません。
また、棚のある場所など位置関係を示して使うことも可能です。
場合はある事が起こったときや、そうなった時を指す言葉で「桜が咲いている場合」という言葉では桜が咲いていない可能性もありえる場合に使われます。
まとめ
「場面」と「場所」は意味が近い部分もありますが、場面はどちらかと言うと現在進行、場所は過去も含めて使われます。
「場合」は状況に対する事柄を指す言葉で、事実がひとつあったとしても仮定の場合がいくつかあるケースが多くあります。