この記事では、「骨格筋」と「平滑筋」と「筋肉」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「骨格筋」とは?
「骨格筋」は「こっかくきん」と読みます。
「骨格筋」は、動物の筋肉の一分類で、「骨格を動かす筋肉」のことを言います。
骨格に沿ってついている筋肉のことで、筋肉が縮んだり延びたりすることで、体を動かします一般的に「筋肉」という場合は、「骨格筋」のことを指す場合が多くなっています。
「骨格筋」の言葉の使い方
年を取ると、筋肉が衰えて、歩きにくくなることがあります。
このような状況を予期して事前に防ぐため、骨に沿った筋肉を鍛えることがあります。
このような状況を、「骨格筋を鍛えて、いつまでも歩けるようにする」などと言います。
「平滑筋」とは?
「平滑筋」は「へいかつきん」と読みます。
「平滑筋」は「筋肉の一種で、消化器や呼吸器、泌尿器や血管などの壁にあり、緊張の保持、収縮をつかさどるもの」という意味があります。
意思とは関係なく動くため、「不随意筋」とも言われます。
「平滑筋」の言葉の使い方
眼球の瞳孔が、交感神経の支配を受けて、収縮すると、瞳孔が大きくなります。
このような現象を「交感神経の指令を受け、平滑筋が収縮し、瞳孔が開く」などという文章にできます。
「筋肉」とは
「筋肉」は「きんにく」と読みます。
「筋肉」は「収縮性を持つ、動物特有の運動器官」という意味があります。
ほとんどの動物に存在し、特に、脊椎動物は「筋肉」の量が多くなっています。
「筋肉」には、骨格に沿っている「骨格筋」、心臓壁をなす「横紋筋(おうもんきん)」、さらに、内臓の筋肉などの「平滑筋」によって構成されています。
「筋肉」の言葉の使い方
ボディラインを整える時、体中の「筋肉」を鍛えて、見た目を逆三角形にしたり、大きくすると魅力的に映る場所を、鍛えて大きくします。
このような状況を、「筋肉を鍛えて、ボディラインを整える」などという文章にすることができます。
「骨格筋」と「平滑筋」と「筋肉」の違い
「骨格を動かす筋肉」のことを言います。
次に、「平滑筋」は「筋肉の一種で、消化器や呼吸器、泌尿器や血管などの壁にあり、緊張の保持、収縮をつかさどるもの」という意味があります。
さらに「筋肉」は「収縮性を持つ、動物特有の運動器官」という意味があります。
どの言葉も「筋肉」についての言葉で、「筋肉」は、「骨格筋」と「平滑筋」に加えて、「横紋筋」を総称する言葉になります。
「骨格筋」は、骨の周りにある「筋肉」で、一般的にエクササイズで鍛えるのは「骨格筋」のため、「骨格筋」=「筋肉」と言うことができます。
また「平滑筋」は、内臓などを構成する筋肉で、意思とは関係なく動くため、「不随意筋」と呼ばれます。
まとめ
「骨格筋」と「平滑筋」と「筋肉」の違いについて見てきました。
それぞれの意味合いが違うことを知り、使い分けられるようにしましょう。