「困る」と「迷惑」と「不便」の違いとは?分かりやすく解釈

「困る」と「迷惑」と「不便」の違い生活・教育

この記事では、「困る」「迷惑」「不便」の違いを分かりやすく説明していきます。

「困る」とは?

「困る」「こまる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとにどう対応して良いか分からず悩むこと」という意味で、取り扱いが面倒なものごとを持て余すことです。

2つ目は「辛い目にあって苦しむ」という意味で、自分に災難が降りかかって苦しむことです。

3つ目は「不都合が生じる」という意味で、自分にとって不利な状態になることです。

4つ目は「生活が苦しくなる」という意味で、金銭や必需品がなくて苦しむことです。

上記に共通するのは「逆境に苦しむ」という意味です。


「困る」の使い方

「困る」は動詞として「困る・困った」と使われたり、副詞として「金に困って万引きする」などと使われたり、名詞として「お困りの時はご連絡下さい」などと使われたりします。

基本的に、面倒なことや辛いことが生じて、どうしたら良いか分からず悩む様子に使われる言葉です。


「困る」の例文

・『難しい質問をされて返事に困る』

「迷惑」とは?

「迷惑」「めいわく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある行為が原因で、他の人に損害が生じたり、不快に感じたりすること」という意味で、誰かの行為が他人を嫌な目に遭わせる結果になることです。

2つ目は「どうして良いか分からずとまどうこと」という意味で、正しい判断ができずにあれこれと迷うことです。

上記に共通するのは「戸惑って不快に感じる」という意味です。

「迷惑」の使い方

「迷惑」は名詞・形容動詞として「迷惑だ・である」「迷惑をかける・かけた」「迷惑な話」などと使われます。

基本的に、あるものごとに対して不利な状況になり、不快に感じる気持ちに使われる言葉です。

「迷惑」の例文

・『良かれと思ってしたことが返って迷惑になってしまった』

「不便」とは?

「不便」「ふべん」と読みます。

意味は「何かするのに都合の悪いこと」で、ある行動をするのに使い勝手が悪かったり、上手く勧められない状態のことです。

「不」は否定を表す言葉、「便」「障りなく事が運ぶ」「都合がよい」という意味、「不便」「障りなく事が運ばないこと」になります。

「不便」の使い方

「不便」は名詞・形容動詞として「不便だ・である」「不便な場所」などと使われます。

基本的に、何かするのに都合の良くない状態に使われる言葉です。

「不便」の例文

・『ここは通勤に非常に不便だ』

「困る」と「迷惑」と「不便」の違い

「困る」「面倒なことや辛いことが生じて、どうしたら良いか分からず悩む様子」という意味です。

「迷惑」「あるものごとに対して不利な状況になり、不快に感じる気持ち」という意味です。

「不便」「何かするのに都合の良くない状態」という意味です。

まとめ

今回は「困る」「迷惑」「不便」について紹介しました。

「困る」「どうしたら良いか悩む」「迷惑」「不利な状況で不快に感じる」「不便」「都合が悪い」と覚えておきましょう。