「寝坊」と「遅刻」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「寝坊」と「遅刻」の違い生活・教育

この記事では、「寝坊」「遅刻」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「寝坊」と「遅刻」の違い

「寝坊」とは、本来起床をしようと思っていた時間よりも、遅くまで寝ていることです。

「遅刻」とは、約束をしていた時刻に遅れることです。

どちらにも、決められた時間よりも遅いという意味が含まれていますが、同じことを指しているのではありません。

「寝坊」は起床に関する言葉です。

人間は、一般的には日が沈んで暗くなると眠り、太陽が昇って明るくなると起床をします。

起床する時間は、特別な職業をしている人を除き、世間一般の多くの人は午前中です。

仕事や学校があるときには、決めた時間に起きていることでしょう。

この決めた時間よりも遅く起きることを意味しています。

「遅刻」は約束に関する言葉です。

待ち合わせをする時間や、仕事や学校が始まる時間は決められています。

たとえば、11時に吉祥寺駅北口でなどです。

この場合は、11時が約束の時間で、この時間を過ぎることを意味しています。


「寝坊」と「遅刻」の使い方の違い

起きる時間が決めていた時間よりも遅いことについて「寝坊」を使用します。

社会や当事者間で決めた時間に遅れることについて「遅刻」を使用します。


「寝坊」と「遅刻」の英語表記の違い

「寝坊」は英語で“oversleep”“sleeping in late”と表現をします。

「遅刻」は英語で“late”“being late”と表現をします。

「寝坊」の意味

「寝坊」とは、起きようと決めていた時間よりも、起床時間が遅くなることです。

仕事や学校などがある日は、仕事や学校が始まる時間に遅れないように、決まった時間に起きているはずです。

たとえば、学校が始まる時間が8時30分だとします。

学校まで20分だとすると、遅くても8時10分には家を出れば始業時間に間に合います。

起きてから身支度が完了するまでに40分かかるとすると、自宅を出る時間から逆算して、遅くても7時30分に起床をすれば学校に間に合います。

そこで、7時30分には起きようと決めました。

しかし、何らかの事情で決めた時間よりも起床時間が遅くなってしまうことはあります。

そのことを意味している言葉です。

起床時間が遅くなってしまう理由には、目覚まし時計をセットし忘れた、目覚まし時計を無意識に止めてしまった、二度寝をしたなど、さまざまあります。

この言葉自体には、起床時間が遅くなった理由までは意味に含まれていません。

また、この言葉は日中の遅い時間まで寝ているという意味もあります。

仕事や学校などがない日には、普段起きる時間よりも気性が遅くなることは珍しくありません。

起床時間が12時ころになることもあります。

何時までという定義はありませんが、遅い時間まで寝ていることも意味しています。

「寝坊」の使い方

決めた時間よりも遅く起きることや、日中の遅い時間まで寝ていることという意味で使用をします。

遅い時間まで寝ているという意味では、遅い時間とは何時なのか意味に含まれていないので、遅いと感じられる時間帯であれば使用することができます。

この意味では、夜勤で日中に寝ていた人が夕方くらいになって起きることには使用しません。

「寝坊」を使った例文

・『妹はいつも寝坊だ』
・『寝坊だとはっきりと告白するのは恥ずかしい』
・『寝坊しないように目覚まし時計を5個セットする』
・『寝坊をした日は朝ごはんを食べない』
・『寝坊をした日は瞼が重たい』

「寝坊」の類語

「朝寝坊」が類語です。

太陽が昇ってから正午ごろまでの時間帯の中で、遅くまで寝ていることをいいます。

「寝坊」の対義語

「早起き」が対義語です。

太陽が昇ってから早い時間帯に起きることをいいます。

「遅刻」の意味

「遅刻」とは、当事者間で決めた時間や社会組織で守るように決められた時間に遅れることです。

当事者とは、その事柄に関係している人のことを指します。

たとえば、私と友人で映画を観に行くことになったとします。

このときの当事者は、私と友人です。

映画は午後2時に始まるので、午後1時40分に映画館で待ち合わせをしようと約束をしました。

しかし、友人は午後1時40分になっても現れません。

結局、友人が待ち合わせ場所にやってきたのは午後1時50分でした。

10分ですが、約束の時間を過ぎています。

このことを意味する言葉です。

この言葉自体には、何分遅れてという意味は含まれていません。

1分でも過ぎれば遅れたということができます。

また、なぜ遅れたのかという意味も含まれていません。

遅れる理由はさまざまで、電車が遅延していた、身支度に時間がかかったなど、さまざまあります。

「遅刻」の使い方

ときの流れにおける、ある時点に遅れることについて使用をします。

ある時点とは、当事者間や社会組織が決めた時刻のことです。

人が遅れることに使い、電車やバスなど人以外のものが遅れることには使用しません。

この言葉には何分遅れてという意味は含まれていないので、1分でも遅れれば使用できます。

また、なぜ遅れたのか意味は含まれていないので、どのような理由で遅れた場合でも使用できます。

「遅刻」を使った例文

・『遅刻をしないように早めの自宅を出る』
・『待ち合わせ時間を勘違いしていて遅刻した』
・『学校に遅刻したことは一度もありません』
・『遅刻したことを謝る』
・『明日は大切な予定があるので絶対に遅刻できない』

「遅刻」の類語

「遅延」「遅れる」が類語です。

「遅延」は、あらかじめ決められていた時間や期日に遅れることです。

人以外の物や事柄についていいます。

「遅れる」とは、決められていた時刻や期日などを過ぎることです。

人、物、事柄、どれについてもいうことができます。

「遅刻」の対義語

決めたことに従うという意味で「守る」が対義語です。

まとめ

決められた時刻に遅れるという意味を持つ2つの言葉ですが、一方は起きる時間について、もう一方は当事者間や社会組織が決めた時間についてを意味しています。

似ているようでも、持っている意味は違う言葉です。