この記事では、「ラウンジ」と「スナック」と「パブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラウンジ」とは?
「ラウンジ」は一般的に辞書などで説明されている意味合いとしては、ホテルや劇場、空港などの社交室や待合室のことを言います。
公共の待合室や休憩室、ロビーのことでもあり、自宅にあるリビングや客間のように寛げるスペースのことを指しています。
その他にも、「ラウンジ」という言葉は比較的誰でも利用しやすい接待付きでお酒を飲むことのできるお店の名称としても活用されています。
「ラウンジ」の例文
・『近所に新しいラウンジがオープンしたというチラシがポストに投函されていた』
・『ホテルにチェックインするために、ラウンジで待機しています』
「スナック」とは?
「スナック」は、一般的に女性がカウンター越しに接客をするスタイルの飲酒店のことを言います。
他のお店で食事を済ませた後に利用するお客さんが多く、深夜0時を過ぎても営業しているお店が多数あります。
女性が接客するお店なので男性のお客さんがメインではありますが、近年では女性のお客さんも増えてきています。
「スナック」には「ママ」という店主にあたる存在があり、お客さんはお酒を飲みながらママや店員の女性との会話を楽しんだり、一緒にカラオケをしたりするのがサービスの概要です。
中には軽食などを提供している「スナック」もあり、その料理を目的に足を運んでいるお客さんも少なくありません。
「スナック」の例文
・『忘年会の二次会で部長が行きつけにしているスナックに誘われた』
・『このスナックではママが美味しい煮物や小鉢料理をお酒のアテにサービスしてくれる』
「パブ」とは?
「パブ」とはイギリスの「パブリックハウス」という言葉の略で、元々はホテルや宿屋などを指す言葉です。
現在では酒場という意味で使われており、お客さんと一対一で接待するのが一般的なお店となっています。
「パブ」の例文
・『パブはお店それぞれにコンセプトがあり、自分好みのお店を選ぶことができる』
・『パブでは美味しいお酒と食事を楽しむことができる』
「ラウンジ」と「スナック」と「パブ」の違い
「ラウンジ」はホテルや劇場、空港などの施設の待合室や休憩室、接待を受けながらお酒を楽しむ社交場としても活用されるさまざまな意味を持っています。
それに対して、「スナック」と「パブ」は女性に接待してもらいながらお酒や軽食を楽しむことのできる酒場のことを指しており、「スナック」は管轄の警察署に届け出を出していれば深夜0時以降の営業も可能で、「パブ」は原則0時までの営業という決まりがあります。
呼ぶ名が違うことにはそれぞれ意味があり、お店の形態も異なっています。
まとめ
ここでは「ラウンジ」「スナック」「パブ」という3つの言葉について、意味や違い、使い方などを詳しく説明してきました。
3つの言葉は同じ接待をする酒場ではあるものの、営業時間や接待スタイルが大きく異なります。
「ラウンジ」に関しては、全く違った意味もあるので正しく使い分けるようにしましょう。