「神様」と「精霊」と「自然霊」の違いとは?分かりやすく解釈

「神様」と「精霊」と「自然霊」の違い生活・教育

この記事では、「神様」「精霊」「自然霊」の違いを分かりやすく説明していきます。

「神様」とは?

「神様」「かみさま」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「信仰の対象として、崇拝される存在」という意味で、人知を超えた能力を持ち、人を導いたり罰を与えたりする存在のことです。

2つ目は「神話や伝説に登場する、人格化された超自然的な存在」という意味で、日本では自然界のあらゆるところに存在する「八百万の神」があります。

3つ目は「大きな恩がある、非常にありがたい人や物」という意味で、命を助けられたり、ピンチを救ってもらった人や物のことです。

4つ目は「非常に優れた才能を持つ人」という意味で、普通の人にはできないことをする人のことです。

5つ目は「神社にまつられる死者の魂」という意味で、実存した人物が亡くなった後に神格化されることです。

上記に共通するのは「崇拝される対象」という意味です。


「神様」の使い方

「神様」は名詞・形容動詞として「神様だ・である」「トイレの神様」「神様のお告げ」などと使われます。

基本的に、この世にある崇拝される対象となる存在で、「神」とも呼ばれ、尊敬する意味の「様」が付いた言葉です。


「神様」の例文

・『絶対合格する様に毎晩神様にお願いする』

「精霊」とは?

「精霊」「せいれい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「万物を構成するとされる超自然的な気のこと」という意味で、全ての物の元とされるエネルギーのことです。

2つ目は「この世のあらゆる物に宿り、宿り主を変えながら影響を与える存在」という意味で、時代の流れに沿って人や物を見守る超自然的な存在のことです。

3つ目は「死者のたましい」という意味で、成仏して自然に還った人の魂のことです。

上記に共通するのは「超自然の気」という意味です。

「精霊」の使い方

「精霊」は名詞・形容動詞として「精霊だ・である」「精霊により祝福される」などと使われたりします。

基本的に、自然界のあらゆる物に宿るとされる、超自然的な存在に使われる言葉です。

「精霊」の例文

・『樹木の精霊から見つめられている気がする』

「自然霊」とは?

「自然霊」「しぜんれい」と読みます。

意味は「宗教や思想により信仰されている、この世に姿を持っていない気のこと」です。

自然界に宿り、実体はありませんが、宗教や思想により信仰され、絵姿に描かれることもあります。

具体的には「天狗・竜神・稲荷」などがあり、自然現象をつかさどるとされています。

「自然霊」の使い方

「自然霊」は名詞・形容動詞として「自然霊だ・である」「自然霊を信仰する」「自然霊を祀る」などと使われたりします。

基本的に、宗教や思想により信仰されている、この世に実体のない超自然的な存在に使われる言葉です。

「自然霊」の例文

・『この村では自然霊に対する信仰が厚い』

「神様」と「精霊」と「自然霊」の違い

「神様」「この世にある崇拝される対象となる存在」です。

「精霊」「自然界のあらゆる物に宿るとされる、超自然的な存在」という」意味です。

「自然霊」「宗教や思想により信仰されている、この世に実体のない超自然的な存在」という意味です。

まとめ

今回は「神様」「精霊」「自然霊」について紹介しました。

「神様」「崇拝の対象」「精霊」「自然界に宿る存在」「自然霊」「信仰されている実体のない存在」と覚えておきましょう。