この記事では、「確認」と「認識」と「承認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確認」とは?
「確認」は「かくにん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「はっきりそうであると分かること」という意味で、あるものごとが明らかであると確かめることです。
2つ目は「ある事実について決めごとがある場合、はっきりと判断すること」という意味で、法律での決定や、抽選結果などを認めることです。
上記に共通するのは「確かだと判断する」という意味です。
「確認」の使い方
「確認」は名詞として「確認する・した」と使われたり、副詞として「確認して」と使われたりします。
基本的に、あるものごとがはっきりそうであると分かった上で、認めることに使われる言葉です。
「確認」の例文
・『横断歩道は青でも安全を確認してから渡るべきだ』
「認識」とは?
「認識」は「にんしき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとを知り、本質や意味などを理解すること」という意味で、自分の頭の中でそうであると理解することを言います。
2つ目は「哲学用語で、ものごとのなんであるかを知る心の働き」という意味で、人の意識下で知っている内容のことです。
上記に共通するのは「内面で理解する」という意味です。
「認識」の使い方
「認識」は名詞として「認識する・した」と使われたり、副詞として「認識して」と使われたりします。
基本的に、あるものごとの本質や意味を、頭の中で理解することに使われる言葉です。
「認識」の例文
・『これで成功すると思っているようではまだ認識が甘い』
「承認」とは?
「承認」は「しょうにん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとが事実であると判断すること」という意味で、ものごとの発生を真実であると受け入れることです 2つ目は「あるものごとが正当であると判断すること」という意味で、ものごとが正しい、そうあるべきと受け入れることです。
3つ目は「あることを良しとして許すこと」という意味で、相手の言い分を聞き入れることです。
上記に共通するのは「受け入れる」という意味です。
「承認」の使い方
「承認」は名詞として「承認する・した」と使われたり、副詞として「承認して」と使われたりします。
基本的に、あるものごとを正しい、良しと判断して受け入れることに使われる言葉です。
「承認」の例文
・『アルバイトをする為に学校から承認を受ける』
「確認」と「認識」と「承認」の違い
「確認」は「あるものごとがはっきりそうであると分かった上で、認めること」という意味です。
「認識」は「あるものごとの本質や意味を、頭の中で理解すること」という意味です。
「承認」は「あるものごとを正しい、良しと判断して受け入れること」という意味です。
まとめ
今回は「確認」と「認識」と「承認」について紹介しました。
「確認」は「確かめて判断する」、「認識」は「頭で理解する」、「承認」は「受け入れる」と覚えておきましょう。