この記事では、「獲得」と「会得」と「確保」の違いを分かりやすく説明していきます。
「獲得」とは?
「獲得」は「かくとく」と読みます。
意味は「努力や苦労して手に入れること」で、実際に様々な苦労や努力を積み重ねた上で、やっと手に入れることを言います。
「獲」は「える」とも読み「動物などをつかまえて手に入れること」という意味、「得」は「える」とも読み「手に入れる」という意味、「獲得」で、「動物などを捕まえて手に入れる」という意味から、「簡単に手に入らない物を手に入れる」という意味で使われる様になりました。
「獲得」の使い方
「獲得」は名詞として「獲得する・した」と使われたり、形容詞として「獲得の」と使われたり、副詞として「獲得して」と使われたりします。
基本的に、簡単に手に入らないものを、努力や苦労してやっと手に入れることに使われる言葉です。
「獲得」の例文
・『ゲームでコインを多数獲得してランクアップする』
「会得」とは?
「会得」は「えとく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの意味を十分理解して、自分のものとすること」という意味で、ものごとを正しく解釈して身に付けることです。
2つ目は「十分納得して了解すること」という意味で、あることについてなるほどと思って受け入れることを言います。
上記に共通するのは「理解して身に付ける」という意味です。
「会得」の使い方
「会得」は名詞として「会得する・した」と使われたり、副詞として「会得して」と使われたりします。
基本的に、ものごとについて十分理解して、納得した上で自分の身に付けることに使われる言葉です。
「会得」の例文
・『油絵の素晴らしさや表現方法を会得する』
「確保」とは?
「確保」は「かくほ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「間違いなく手に入れること」という意味で、欠けたり不足したりしない様に、必ず得ることです。
2つ目は「しっかりと保つこと」という意味で、なくしたり取られたりしない様に、しっかりと持っていることです。
3つ目は「登山する際に、ロープを使って滑落を防止すること」という意味です。
上記に共通するのは「必ず持つ」という意味です。
「確保」の使い方
「確保」は名詞として「確保する・した」と使われたり、副詞として「確保して」と使われたりします。
基本的に、必ず手に入れることや、なくなったり取られたりしない様にしっかり持ち続けることに使われる言葉です。
「確保」の例文
・『友達とコンサートに行く為に人数のチケットを確保する』
「獲得」と「会得」と「確保」の違い
「獲得」は「簡単に手に入らないものを、努力や苦労してやっと手に入れること」という意味です。
「会得」は「ものごとについて十分理解して、納得した上で自分の身に付けること」という意味です。
「確保」は「必ず手に入れること」「なくなったり取られたりしない様にしっかり持ち続けること」という意味です。
まとめ
今回は「獲得」と「会得」と「確保」について紹介しました。
「獲得」は「努力して手に入れる」、「会得」は「理解して手に入れる」、「確保」は「必ず手に入れる」と覚えておきましょう。