この記事では、「フライヤー」と「チラシ」と「リーフレット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フライヤー」とは?
映画やライブ・コンサートを告知する印刷物で、映画館やライブハウスではラックに備え付けられて持ち帰ることができるようになっています。
ライブによっては座席に用意されて手にとって見てもらうようにしているものもあります。
飛行機からばらまいた印刷物が由来の言葉ですが、現在では飛行機での配布は有りません。
基本的には新聞とともに家に届くことは無いことも特徴です。
厳密な定義では有りませんがフライヤーはA6サイズやB5サイズなど比較的小さめなサイズの紙で作られていることが多く、二つ折りなどはしていない一枚の紙となっています。
「チラシ」とは?
主に広告を目的とした、一枚刷りの印刷物のことを指します。
ビラという言い方も同じ意味です。
周囲に撒き散らすという「散らす」が語源となっていてもともとは人が直接配布していましたが、現在は新聞とともに配達されるシステムが主流となっており、折込広告の一枚一枚はチラシと言います。
店舗の広告が基本となりますが、医薬品や政党の広告などもあります。
A3の二つ折りのものやA4の一枚のものなどが有り情報量が多くなっています。
昨今では新聞を取らない人も増えており、そういった人達にも広告を伝えるため、インターネットでチラシを見ることができるサービスがいくつか用意されています。
なお、チラシは英語ではflyerとなり、フライヤーと同じものとして認識されるケースも国によってはあります。
「リーフレット」とは
宣伝、広告、案内、説明などのために、1枚の紙に刷られた印刷物のことで、案内や説明用途でよく見られる点がチラシとの違いで、やや厚みのある紙を使用して扱いやすくしています。
一枚の紙だけではなく二つ折りもしくは広げて大きく一枚の絵として見られる機能もある三折、観音折りになっているケースもありますが、それ以上の複数のページが有るもの、ページを綴じているものはパンフレットとなります。
ショッピングモールの店舗案内地図などがリーフレットです。
リーフレットを折り畳みパンフレットと呼ぶケースもあります。
「フライヤー」と「チラシ」と「リーフレット」の違い
フライヤーはライブや映画、コンサートの情報を伝えるための一枚の印刷物で、ライブハウスや映画館に置かれており、配布されることもあります。
サイズはリーフレットより大きくチラシより小さいです。
チラシは主に店舗の広告のための印刷物で、新聞とともに配達されるシステムがあります。
紙のサイズはA3からと大きくなっており、二つ折り、両面印刷もあります。
リーフレットは案内や説明が主な目的の印刷物で、博物館の館内案内などに使われる二枚折りから四枚折り程度の紙となっており、サイズ的にはフライヤーよりも小さく、厚みのある紙となっています。
入場と同時に配布されるケースが一般的ですが地図リーフレットなどは施設各地に設置されています。
まとめ
フライヤーはライブ系、チラシは店舗系、リーフレットは施設案内と役割が異なっており、チラシは紙が大きく、フライヤーは一枚で持ち帰りを前提としたものとなり、リーフレットは厚みのある紙で折り畳めて持ち運びがしやすくなっているなど、役割だけでなく、作り自体にも違いがあります。