この記事では、「ねじる」と「ひねる」と「よじる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ねじる」とは?
「ねじる」は「捩る」「捻る」「拗る」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものの両端に力を加えて、それぞれ逆方向に回すこと」という意味で、細長いものの両端に力を加えて、互い違いの方向に無理に回すことを言います。
2つ目は「筋肉をくじくこと」という意味で、捻挫したり筋を違えたりすることを言います。
上記するのは「違う方向に曲げる」という意味です。
「ねじる」の使い方
「ねじる」は動詞として「ねじる・ねじった」「ねじれる・ねじれた」と使われたり、副詞として「ねじって」「ねじれて」と使われたり、名詞として「ねじり」と使われたりします。
基本的に、ものの両端に力を入れて、互い違いの方向に回すことに使われる言葉です。
「ねじる」の例文
・『彼は気合を入れて鉢巻をねじり、頭に巻いた』
「ひねる」とは?
「ひねる」は「捻る」「拈る」「撚る」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「指先でつまんで回す」という意味で、指先で軽くつまんで回転させることを言います。
2つ目は「身体の一部を違う方に向けて痛める」という意味で、関節を変に回して痛めることを言います。
3つ目は「つねる」という意味で、やわらかいものを指先で握り、回すことを言います。
4つ目は「色々と頭を悩ます」という意味で、問題に対してあれこれ対策を考えることを言います。
5つ目は「わざと変わったアイデアを出す」という意味で、本来の内容にひと工夫加えたものにすることを言います。
上記に共通するのは「軽く回す」という意味です。
「ひねる」の使い方
「ひねる」は動詞として「ひねる・ひねった」と使われたり、副詞として「ひねって」と使われたり、名詞として「ひねり」と使われたりします。
基本的に、指先でつまんで軽く回したり、あれこれ頭を回してひと工夫加えることに使われる言葉です。
「ひねる」の例文
・『今回の数学はかなりひねった問題が出た』
3「よじる」とは?
「よじる」は「捩る」と読みます。
意味は「両端を違う方向に回して曲げること」という意味で、左右や上下などを互い違いに回して曲げる様子を言います。
「よじる」の使い方
「よじる」は動詞として「よじる・よじった」と使われたり、副詞として「よじって」と使われたり、名詞として「よじり」と使われたりします。
基本的に、ものの両端を互い違いに回して、更に曲げるという複雑な動作に使われる言葉です。
「よじる」の例文
・『あまりにおかしくて腹がよじれる程笑った』
「ねじる」と「ひねる」と「よじる」の違い
「ねじる」は「ものの両端に力を入れて、互い違いの方向に回すこと」という意味です。
「ひねる」は「指先でつまんで軽く回すこと」「あれこれ頭を回してひと工夫加えること」という意味です。
「よじる」は「ものの両端を互い違いに回して、更に曲げるという複雑な動作」という意味です。
まとめ
今回は「ねじる」と「ひねる」と「よじる」について紹介しました。
「ねじる」は「互い違いに回す」、「ひねる」は「軽くつまんで回す」、「よじる」は「互い違いに回して曲げる」と覚えておきましょう。