「発疹」と「湿疹」と「蕁麻疹」の違いとは?分かりやすく解釈

「発疹」と「湿疹」と「蕁麻疹」の違いとは?生活・教育

この記事では、「発疹」「湿疹」「蕁麻疹」の違いを分かりやすく説明していきます。

「発疹」とは?

「発疹」「しっしん」「ほっしん」と読みます。

意味は、「皮膚や粘膜が赤みを帯びて小さくぷつぷつとした炎症を起こす症状のこと」です。

麻疹(はしか)・風疹?(ふうしん)・水痘?(すいとう)など、ウィルスに感染した時だけではなく、皮膚がかぶれた時に現れる赤いぷつぷつのことを言います。


「発疹」の使い方

「発疹」は名詞として「発疹が出る・出た」「発疹がかゆい」「発疹症状」などと使われます。

基本的に、原因に関わらず、皮膚が炎症して赤く小さなぷつぷつが多数生じることに使われる言葉です。


「発疹」の例文

・『背中に発疹ができたので皮膚科の診察を受けた』

「湿疹」とは?

「湿疹」「しっしん」と読みます。

意味は「かゆみを伴う皮膚の炎症のこと」になり、赤いぷつぷつとした斑点で、厚みがあったり、水疱や嚢胞が見られることもあります。

「発疹」が、赤い斑点が生じることを表すのに対して、「湿疹」は赤い斑点そのものを表す言葉です。

「湿疹」の使い方

「湿疹」は名詞として「湿疹が出た」「湿疹がかゆい」「湿疹をかきむしる」などと使われます。

基本的に、原因を問わず、皮膚が炎症して生じる赤い斑点のことで、時間をかけて徐々に進行していく症状に使われる言葉です。

「湿疹」の例文

・『夏になると関節の内側に湿疹ができてかゆくて仕方ない』

「蕁麻疹」とは?

「蕁麻疹」「じんましん」と読みます。

意味は「急にかゆくなり、平たく赤い浮腫が生じること」になります。

植物や動物、食品、薬品などへのアレルギー反応として起きることが多く、突然現れて数時間で消えることが多くなります。

また、冷たい空気や精神的に嫌なことがあった時など、物質的な原因が特定できないこともあります。

「蕁麻疹」の使い方

「蕁麻疹」は名詞として「蕁麻疹が出た」「蕁麻疹がひどい」「蕁麻疹がかゆい」などと使われます。

基本的に、突然皮膚に現れる平たく赤い浮腫で、アレルギー反応により起きる。

短時間のものに使われる言葉です。

「蕁麻疹」の例文

・『私は甲殻類アレルギーで、食べると蕁麻疹が出る』

「発疹」と「湿疹」と「蕁麻疹」の違い

「発疹」「原因に関わらず、皮膚が炎症して赤く小さなぷつぷつが多数生じること」という意味です。

「湿疹」「原因を問わず、皮膚が炎症して生じる赤い斑点のことで、時間をかけて徐々に進行していく症状」という意味です。

「蕁麻疹」「突然皮膚に現れる平たく赤い浮腫で、アレルギー反応により起きる。

短時間のもの」
という意味です。

まとめ

今回は「発疹」「湿疹」「蕁麻疹」について紹介しました。

「発疹」「皮膚に赤い斑点が出ること」「湿疹」「皮膚にできる赤い斑点のこと」「蕁麻疹」「突然皮膚にできる赤くて平たい浮腫」と覚えておきましょう。