「妨害」と「邪魔」と「阻害」の違いとは?分かりやすく解釈

「妨害」と「邪魔」と「阻害」の違い生活・教育

この記事では、「妨害」「邪魔」「阻害」の違いを分かりやすく説明していきます。

「妨害」とは?

「妨害」「ぼうがい」と読みます。

意味は「人の計画や活動を損なうこと」で、それをされるとこちらが不利になるという理由があって、相手の計画や活動が上手くできない様にはばむことです。

「妨」「さまたげる」とも読み「そこなわせる」「はばむ」という意味」、「害」「順調な状態をそこなわせるもの」「災い」という意味、「妨害」で、「順調な状態を損なわせること」になります。


「妨害」の使い方

「妨害」は名詞として「妨害する・した」「妨害される・された」「妨害行動」「妨害電波」などと使われます。

基本的に、意図があって相手の計画は活動が上手くできない様にはばむことに使われる言葉です。


「妨害」の例文

・『近隣住民が駅前の開発工事を妨害する』

「邪魔」とは?

「邪魔」「じゃま」と読み、味は以下の通りです。

1つ目は「仏教用語で、修行を妨げるよこしまな魔物」という元の意味です。

2つ目は転じて「人の行動をさまたげてわずらわせること」という意味で、順調な活動が出来なくさせて困らせることです。

3つ目は「人を訪問すること」という意味で、人の手を止めることから使われる様になりました。

上記に共通するのは「わずらわせる」という意味です。

「邪魔」の使い方

「邪魔」は名詞・形容動詞として「邪魔だ・である」「邪魔する・した」「邪魔される・された」「邪魔者」などと使われたり、形容詞として「邪魔な荷物」などと使われたり、副詞として「邪魔にする」などと使われます。

基本的に、人の順調な活動をさまたげてわずらわせることに使われる言葉です。

「邪魔」の例文

・『子供に邪魔されてリモートワークが中々はかどらない』

「阻害」とは?

「阻害」「そがい」と読みます。

意味は「ある物の流れや効果をさえぎって止めること」で、その位置にあってあるものの動きを遮断することです。

「阻」「はばみ」とも読み「さえぎり止める」という意味、「阻害」「順調な活動をさえぎり止めること」になります。

「阻害」の使い方

「阻害」は名詞として「阻害する・した」「阻害される・された」「阻害薬」などと使われます。

基本的に、その位置にあって、あるものの活動を遮断することに使われる言葉です。

「阻害」の例文

・『この薬剤は雑草の生育を阻害する効果がある』

「妨害」と「邪魔」と「阻害」の違い

「妨害」「意図があって相手の計画は活動が上手くできない様にはばむこと」という意味です。

「邪魔」「人の順調な活動をさまたげてわずらわせること」という意味です。

「阻害」「あるものの活動を遮断すること」という意味です。

まとめ

今回は「妨害」「邪魔」「阻害」について紹介しました。

「妨害」「意図してはばむ」「邪魔」「人の手を止めさせてわずらわせる」「阻害」「遮断する」と覚えておきましょう。