この記事では、「愛しい」と「愛らしい」と「愛くるしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「愛しい」とは?
「愛しい」は「いとしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「かわいいと思うこと」という意味で、子供やペットなどに対して、かわいがりたいと思うことを言います。
2つ目は「恋愛対象として慕うこと」という意味で、恋しくて会いたいと思うことを言います。
3つ目は「かわいそうである」という意味で、相手の状況に対してふびんだと思うことを言います。
上記に共通するのは「相手をかわいいと思う」という意味です。
「愛しい」の使い方
「愛しい」は形容詞として使われたり、副詞として「愛しく」と使われたり、名詞として「愛しさ」と使われたりします。
基本的に、相手のことを大切に思い、可愛がりたいと思う気持ちに使われる言葉です。
「愛しい」の例文
・『転身赴任で遠く離れた家族を愛しいと思う』
「愛らしい」とは?
「愛らしい」は「あいらしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「可愛らしさやいとしさが感じられる」という意味で、見た目が小さくて守ってあげたいと思う様子を言います。
2つ目は「小さくて守ってあげたいと思う様子」という意味で、子供や小動物などが小さくて弱いことに対して気持ちが引かれる様子を言います。
上記に共通するのは「見た目や雰囲気がかわいい」という意味です。
「愛らしい」の使い方
「愛らしい」は形容詞として使われたり、副詞として「愛らしく」と使われたり、名詞として「愛らしさ」と使われたりします。
基本的に、見た目や雰囲気が小さくてかわいいと思う様子に使われる言葉です。
「愛らしい」の例文
・『ペットの愛らしい表情を見ていると心が洗われる』
「愛くるしい」とは?
「愛くるしい」の意味は「子供や小動物のなどに、愛嬌があって、かわいらしい様子のこと」です。
見た目だけではなく、行動や雰囲気などが微笑ましいことを言います。
「愛くるしい」の使い方
「愛くるしい」は形容詞として使われたり、副詞として「愛くるしく」と使われたり、名詞として「愛くるしさ」と使われたりします。
基本的に、姿や見た目や雰囲気が小さくて愛嬌がると思う様子に使われる言葉です。
「愛くるしい」の例文
・『仔犬がじゃれ合う姿が愛くるしい』
「愛しい」と「愛らしい」と「愛くるしい」の違い
「愛しい」は「相手のことを大切に思い、かわいがりたいと思う気持ち」という意味です。
「愛らしい」は「見た目や雰囲気が小さくてかわいいと思う様子」という意味です。
「愛くるしい」は「姿や見た目や雰囲気が小さくて愛嬌があると思う様子」という意味です。
まとめ
今回は「愛しい」と「愛らしい」と「愛くるしい」について紹介しました。
「愛しい」は「かわいがりたい」、「愛らしい」は「小さくてかわいい」、「愛くるしい」は「小さくて愛嬌がある」と覚えておきましょう。