この記事では、「ラズベリー」と「クランベリー」と「フランボワーズ」の違いを分かりやすく説明します。
「ラズベリー」とは?
バラ科キイチゴ属の落葉低木で、主に北半球で自生する数種と、その栽培改良品種の総称です。
それらの果実も「ラズベリー」と呼びます。
夏に熟し、黄色から紫色まで様々な色の集合果で、熟すと花托から離れます。
「ラズベリー」の例文
・ラズベリーは生食できますが、ジュースやジャムにも加工しやすく、ジャムは、市販のクッキーで生クリームと一緒に挟んでクッキーケーキを作ると、ジャムの甘酸っぱさがお茶請けにぴったりの一品になります。
・スウェーデン風ミートボールに添えられる赤いソースは、トマトソースではなく、コケモモソースですが、日本では手に入りやすいラズベリーソースで代用されることが多く、爽やかな酸味とほのかな甘さが肉の脂っこさを緩和して、食べやすい口当たりにしてくれます。
「クランベリー」とは?
北アメリカ北部の湿地や荒れ地に生えるツツジ科の小低木です。
背が低く、直立する細い花茎に淡紅色の花を咲かせ、秋に小型で水分の多い果実を付けます。
「クランベリー」の例文
・クランベリーの和名は「オオミノツルコケモモ」で、漢字では大実蔓苔桃と書き、酸味が非常に強く生食には不向きですが、低カロリーで抗酸化力が強く、ビタミンCや食物繊維が豊富で、ソースやジャム、ジュースなどに加工して食されます。
・クランベリーは、アメリカでは、クランベリーソースが感謝祭の肉料理に欠かせないもので、日本では缶詰のクランベリーソースが輸入食材店などで入手しやすくなっています。
「フランボワーズ」とは
フランス語で「ラズベリー」の意で、綴りは“framboise”です。
「フランボワーズ」の例文
・フランボワーズのムースケーキはさっぱりとした口当たりで、飲み会の〆にも合う味ですが、生地は砂糖、小麦粉、バター、卵を同量の割合で使う四同割で、メインのムース部分にも砂糖をふんだんに使う為、カロリーはしっかり高いので、ダイエット中の場合は、さわやかな酸味に惑わされないように注意が必要です。
・季節を問わず入手しやすい冷凍フランボワーズは、無糖ヨーグルトに凍ったまま入れてよくかき混ぜて食べると、ひんやりさっぱりして、夏季で食欲がない時でもカリウムやビタミンCなどを摂取しやすく、夏バテ予防効果が期待できます。
「ラズベリー」と「クランベリー」と「フランボワーズ」の違い
ラズベリーは、バラ科の落葉低木で、北半球に広く分布し、夏に収穫します。
クランベリーは、ツツジ科の小低木で北アメリカの湿地や荒れ地などに生え、秋の感謝祭に供されます。
フランボワーズは、ラズベリーのフランス語表記です。
まとめ
ラズベリーとクランベリーは、どちらも甘酸っぱい果実ですが、科と収穫期が異なる植物です。
フランボワーズは、フランス料理や洋菓子などでよく使われる表記です。