この記事では、「パラグライダー」と「パラセーリング」と「ハンググライダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パラグライダー」とは?
楕円形の柔らかい素材の翼からパラシュートのようにロープ状のもので搭乗者を吊った形で飛行するスカイスポーツです。
日本で普及し始めたのは1986年ごろからで、当初はゲレンデなどの斜面に沿って並行に滑空をする程度でした。
飛行時間は3~5分程度です。
しかし楕円形の翼を採用してから性能が向上し、ハンググライダーのように上昇気流を利用した長時間のフライトが可能になりました。
現在は、一般のフライヤーで2~3時間の在空を楽しめます。
また地上2000m程度まで上昇できます。
「パラグライダー」は左右にある操縦索を使って自身で操作します。
そのため、単独で飛行するには知識と技術が必要になります。
航空法上ではライセンスは必要ありませんが、多くのエリアにおいてライセンスやフライヤー登録が必要になります。
「パラセーリング」とは?
これはパラグライダーとよく似ている構造ですが、大きく違う点としては飛行する場所です。
「パラセーリング」は海の上で飛行を楽しむマリンスポーツです。
「パラセーリング」はモーターボートに引っ張ってもらいながら、徐々に上昇していきます。
次第に風を受けてロープが送り出されて海上から高く上がります。
「パラセーリング」の翼は円形です。
これは安定して風を受けやすく、揺れが少ないという利点があります。
パラセーリングはマリンスポーツですが、船から離着陸するため、特に海の中に入る必要がなく服も濡れることがほとんどありません。
なので、泳ぐことが苦手であっても挑戦できるスポーツです。
また、ボートに引っ張ってもらうので、操縦の必要もありません。
小さい子供からできるアクテビティのため非常に人気があります。
「ハンググライダー」とは
「ハンググライダー」は機体となるものの構造が他とは少し違います。
アルミニウム合金やカーボンファイバーでできた骨組みにポリエステル系の帆が貼られます。
形は前方が三角形になっています。
そこにハーネスで搭乗者とつなぎ、搭乗者はうつ伏せに吊られた状態で飛行する形になります。
離陸と着陸時には搭乗者は機体を持ち上げたまま駆け下りたり、また自身の足で着地しなければなりません。
そのようなこともあり、割と高度な運転技術などが必要になります。
こちらも航空法上はライセンスはいらないことになっていますが、多くのエリアでライセンスとフライヤー登録が必要になります。
「パラグライダー」と「パラセーリング」と「ハンググライダー」の違い
どのスポーツも上空のフライトを楽しめる点では同じですが、少しずつ難易度が変わってきます。
一番簡単に取り組めそうなのはパラセーリングです。
こちらは操作もありませんので座っているだけです。
また、一番難しいのはハンググライダーです。
こちらは離着陸においては危険が伴いますので念入りな練習が必要になります。
まとめ
以上が3つのスポーツの特徴でした。
どのスポーツも楽しそうですが、自分で操作できたりする自由度が上がると難易度も上がります。
今回は違いがはっきりわかりました。