「面接」と「面談」と「面会」の違いとは?分かりやすく解釈

「面接」と「面談」と「面会」の違いとは?生活・教育

日々の生活の中で人と会う場面は多々あります。

友達と会う、家族と会う、知り合いと会うなど相手との関係性も様々ですが、会う目的も様々あると思います。

そして、人と会う場面で使われることの多い「面接」「面談」「面会」という言葉があります。

これらの言葉にはいったいどんな違いがあるのでしょうか。

この記事では、「面接」「面談」「面会」の違いを分かりやすく説明していきます。

「面接」【めんせつ】とは?

「面接」とは、人と会い話すことを意味しています。

言葉の中にある「面」は人の顔の意味を持ち、「接」の字は、触れる近づく向かい合う意味があります。

その人と接して話すことによって、その人がどういった人間性を持っているのか。

どういった長所短所があるかなどを見定めることを目的としています。

その為、会いに行く側が何かしらの判断を下される、試されるといった場面で使われる言葉になります。


「面接」の例文

・『オーディションの最終審査は、事務所社長による面接だ』
・『就職の面接では、いつも緊張してしまってうまくいかない』


「面談」【めんだん】とは?

「面談」も、意味としては「面接」と同様のものがあり、人と会って話すことを意味しています。

ですが、言葉の中にある「談」の字には、語りとか喋りといった意味があり、「面接」よりも語ること喋ることに重きを置いた言葉になります。

「面接」では試されるといった要素がありましたが、「面談」ではそれはありません。

「面談」は、お互いが語り喋り合うことで、事がいい方に進むように導くわけです。

一人では解決できなかった悩みなどあれば打ち明けて相談することで、第三者の目線からアドバイスを貰えます。

「面談」の例文

・『今後の進路について、担任の先生と面談した』
・『以降の治療方針について、医師と面談した』

「面会」【めんかい】とは?

「面会」とは、人と会うことを意味した言葉です。

「面接」「面談」では直接会ってから話をしますが、「面会」は会うこと自体を意味していますので、もし話をしなくても「面会」になります。

実際に会って、相手が何らかの事情で話ができない状態であることが考えられる場合に使われる言葉になります。

たとえば、入院している人への「面会」があります。

もし会いに行っても、相手の体の具合によっては話ができないかもしれません。

実際に行ってみないと分かりません。

「面会」の例文

・『親戚が入院したと聞いたので、面会に行った』
・『取引先の社長と面会できた』

「面接」と「面談」と「面会」の違い

「面接」とは、「何かしらの判断を下す」目的で行うものです。

「面談」とは、「事がいい方に進むように話し合う」目的で行うものです。

「面会」とは、「直接会う、顔を見る」目的で行うものです。

まとめ

「面接」「面談」「面会」の違いを説明してきましたが、大まかに言うと、それぞれの目的が違いました。

この記事を読んで、言葉の違いを理解して頂き、あなたの生活にお役立て下さい。