この記事では、「依頼」と「お願い」と「要望」の違いを分かりやすく説明していきます。
「依頼」とは?
「依頼」は「いらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人にあることをして欲しいと言うこと」という意味で、人に対する頼みごとのことを言います。
2つ目は「他人をあてにすること」という意味で、自分でやらずに人がしてくれるのを期待することを言います。
上記に共通するのは「人をあてにする」という意味です。
「依頼」の使い方
「依頼」は名詞として動詞を伴い「依頼する・した」と使われたり、副詞として「依頼して」と使われたりします。
基本的に、人をあてにして、何かして欲しいと頼みごとをすることに使われる言葉です。
「依頼」の例文
・『出版社から作家に連載コラムを依頼する』
「お願い」とは?
「お願い」は「おねがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人に対して丁寧に、助力や配慮などを求めること」という元の意味で、「願い」の丁寧語です。
2つ目は上記から転じて「親しい人へ頼みごとをする時にかける言葉」という意味で、「お願いします」を略した言葉です。
上記に共通するのは「丁寧に求める」という意味です。
「お願い」の使い方
「お願い」は名詞として動詞を伴い「お願いする・した」「お願いされる・された」と使われたり、副詞として「お願いして」と使われたり、口語では「お願いします」「お願い」などと使われます。
基本的に、相手に対して丁寧に頼みごとをすること、転じて軽く頼みごとをすることに使われる言葉です。
「お願い」の例文
・『この資料作成、今週中にお願いします』
「要望」とは?
「要望」は「ようぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの実現を求めて強く期待すること」という意味で、あるものごとが実現して欲しいと思い、強く期待することを言います。
2つ目は「具体的にして欲しいことを相手に伝えて意思表示すること」という意味で、「要望書」など具体的に表すことを言います。
上記に共通するのは「是非実現して欲しいと思う」という意味です。
「要望」の使い方
「要望」は名詞として動詞を伴い「要望する・した」と使われたり、副詞として「要望して」と使われたりします。
基本的に、あることを実現して欲しいと思い、強く期待したり、相手に直接伝えることに使われる言葉です。
「要望」の例文
・『皆さまからのご要望にお応えして、充電器をサービスします』
「依頼」と「お願い」と「要望」の違い
「依頼」は「人をあてにして、何かして欲しいと頼みごとをすること」という意味です。
「お願い」は「相手に対して丁寧に頼みごとをすること」「転じて軽く頼みごとをすること」という意味です。
「要望」は「あることを実現して欲しいと思い、強く期待したり、相手に直接伝えること」という意味です。
まとめ
今回は「依頼」と「お願い」と「要望」について紹介しました。
「依頼」は「人を当てにして頼む」、「お願い」は「丁寧に頼む」、「要望」は「強く期待する」と覚えておきましょう。