この記事では、「博学」「雑学」「教養」の違いを分かりやすく説明していきます。
「博学」とは?
「博学」は「はくがく」と読みます。
「博」という字には、「物事をひろく多く知る」という意味があります。
「学」は、「ならう」「教えをうける」「研究する」「まなぶ」という意味をもっています。
「博」と「学」の2文字で構成される「博学」は、「広く種々の学問に通じていること」「博識」という意味になります。
「博学な人物」や「博学多識」といった使い方をします。
「博学」の例文
・『彼は私たちの地域社会では博学の人で通っている』
・『また博学でもあり、天文学に通じていた』
・『博学で頭も良く、他人の揚げ足をよくとる』
「雑学」とは?
「雑学」は「ざつがく」と読みます。
「雑」には、「多くのものが統一なく集まっている」という意味があります。
「学」は前述したように、「ならう」「教えをうける」「研究する」「まなぶ」という意味をもっています。
「雑」と「学」の2文字で構成される「雑学」は「広い雑多な知識や学問」という意味になります。
「雑多」とは色々な種類のものが入り交じっていることです。
つまり「雑学」は色々なものが入り交じった、まとまりのない知識や学問のことです。
「雑学」の例文
・『これが雑学なのか、知識なのか、それとも』
・『体力以外の能力が高く、雑学なども嗜む』
・『それ以外にも色々な雑学に長けている』
「教養」とは
「教養」は「きょうよう」と読みます。
「教」は「教える。
ならわせ、みちびく」という意味をもっています。
「養」は、「心を豊かにする」という意味を含んでいます。
「教」と「養」で構成される「教養」は、「学問、知識などによって養われた心の豊かさ、品位」や「文化に関する広い知識」という意味になります。
「教養のある男」「教養を高める」といった使い方が一般的です。
「教養」の例文
・『彼女はいわゆる教養のある女性です』
・『彼の文章は、言葉の端々から教養の深さがにじみ出ている』
・『教養とは、学んだことを全て忘れた後に残るもののことである』
「博学」と「雑学」と「教養」の違い
「博学」と「雑学」と「教養」の違いを説明します。
「博学」とは「学問に対して広く深い知識があること」です。
「雑学」は「色々なものが入り交じった、まとまりのない知識や学問」のことです。
また「雑学」は学問とは関係のない広い知識を表す場合が多いです。
そして「教養」とは「学問・知識によって得られる豊かな心」のことです。
まとめ
以上が「博学」「雑学」「教養」の違いです。
「博学」は学問に対して広く深い知識があること。
「雑学」は学問とは関係のない広い知識を表す場合が多い。
「教養」は学問や知識によって得られる豊かな心を表す。