「所持」と「保有」と「所有」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「所持」と「保有」と「所有」の違いとは?生活・教育

この記事では、「所持」「保有」「所有」の違いを分かりやすく説明していきます。

よくニュースなどで見かけるこれらの言葉はどのように遣い分けられているのでしょうか。

「所持」とは?

「所持」という熟語は、場所を表す「所」という漢字と「持つ」という漢字で構成されています。

「所」の表す場所は、ある特定の場所を示すことから、「所持」「ある特定の場所で持つ」と言いかえることもできます。

これらのことから、「所持」には、「ある地点で何かを持っている」という意味が含まれます。

また、その意味から法律上では「所持」「物を事実上支配している状態」を指す用語として扱われます。

この2つの意味を持つ「所持」は主に、「何かを身につけている」という意味で共通しています。


「保有」とは?

「保有」「保」「有」という漢字で構成されています。

「保」とは、「保管」という熟語で使われる漢字であることからも分かるように、何かをそのままの状態にとどめたりすることを意味します。

また「有」は、「有する」などの言葉が使用される場面で「?の権利を有する」などと言うことからも分かるように、何かが持続的に存在している状態を意味します。

これらのことから「保有」には、「何かを持続的にとどめておく」という意味が含まれます。

そして人間が「保有」という動作の主語に来ると「保有」「何かを自分の物として持続的にとどめておく」という意味になります。

これは、主語が人間ではなく国などの機関である場合も「核を保有する」などのように何かを持続的にその機関の手元にとどめておくという意味を表します。


「所有」とは

「所有」「所持」に使われていた「所」という漢字と「保有」に使われていた「有」という漢字が合わさった熟語としてみることができます。

このことから、「所有」「所持」「保有」に比べて幅広い場面で使用されます。

ただし、「所有」は持続的な存在の意味が含まれる「有」という漢字が使われていることから、継続的に持つことのできる物に対して使用されることが多いです。

そのため「保有」は、石やペットボトルなどの一時的に持たれる物に対しては使用されにくく、財産などの持続的に持つとされるものに対して使用されやすいことが特徴です。

また「所有」は、ある特定の場所を示す「所」という漢字が使われていることから、「保有」のような人間以外の国などの機関が主語になることは少なく、「誰々が?を所有する」というように使用することが一般的です。

「所持」と「保有」と「所有」の違い

以上のことから、「所持」「保有」「所有」の違いを考えると、まず持続的に物を持つか否かで「所持」「保有」「所有」に分けることができます。

更に、「何かを持つ」という動作を行う主語に国などの機関を含むか否かで「保有」「所有」を見分けることができます。

これらの違いは「所」「保」「有」という漢字の意味から判断できます。

加えて、「所持」は法律の用語として使用される事があることも特徴です。

ニュースなどで「所持」「保有」「所有」という単語が使用される際には、「法」「機関」「財産」などが関わって使い分けられていることを知って聞くと違いがわかりやすいでしょう。

まとめ

今回は漢字の持つ意味をもとに「所持」「保有」「所有」の持つ意味を深く見ていきました。

今回行った漢字の持つ意味を見る方法の他にも、どのような場面でこれらの言葉が使用されているのかを見ることでも意味の違いを予想することができます。

言葉は様々な視点から意味を考えることができるので、次に似た意味の言葉を見つけたときには、様々な視点からそれらの言葉を吟味して見ると面白いかもしれません。