同じ国?それとも違う国のこと? この記事では、「アフガニスタン」と「アフガン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アフガニスタン」とは?
「アフガニスタン」とは、中東に存在する多民族国家です。
かつては「アフガニスタン・イスラム共和国」が正式な国名でしたが、2021年8月15日にイスラム主義組織「タリバン」が主権を掌握したことにより、「アフガニスタン・イスラム首長国」が建国宣言されました。
農業と牧畜が主な産業であり、北はトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、西はイラン、南から東はパキスタンに隣接しています。
同じような名前の国に囲まれていますが、そもそも「○○スタン」の「スタン」とは「土地」という意味を指すペルシア語なのです。
したがって、「アフガニスタン」という国名は「アフガン人の国」や「アフガン人の土地」という意味を指しているのです。
ちなみに、「清浄な土地」を意味する「パキスタン」を除いて、他の「○○スタン」という国も「○○人の国」や「○○人の土地」という意味の国名になっています。
「アフガン」とは?
「アフガン」とは「アフガニスタン」の略称であり、「アフガニスタン人」を意味する言葉です。
日本では「中華人民共和国」を「中国」と略したり、「大韓民国」を「韓国」と略するように、「アフガニスタン」という国名を「アフガン」と略することがあります。
また、「アメリカ人」のことを「アメリカン」と称するように、「アフガン」を用いて「アフガニスタン人」のことを指すこともできます。
「アフガニスタン」と「アフガン」の違い
「アフガニスタン」と「アフガン」の違いを、分かりやすく解説します。
「アフガニスタン」は中東の多民族国家のことを指し、現在の正式な国名は「アフガニスタン・イスラム首長国」です。
対して、「アフガン」は「アフガニスタン」の略称、もしくは「アフガニスタン人」を意味する言葉になります。
まとめ
・「アフガニスタン」とは、中東・中東アジアに存在する多民族国家です。
・「アフガン」とは「アフガニスタン」の略称であり、「アフガニスタン人」を意味する言葉です。