「ニックネーム」と「愛称」と「あだ名」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ニックネーム」と「愛称」と「あだ名」の違いとは?生活・教育

この記事では、「ニックネーム」「愛称」「あだ名」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ニックネーム」とは?

まず、この言葉はカタカナ表記されていることからもわかるように、英語からきた外来語です。

そもそも中世後期に使われていた言葉が語源で、「正式ではない名前」という意味でした。

この言葉は現代に伝わるまでの過程で発音の区切り方が間違ってしまったようで、言葉が変化してしまいました。

ニックのという言葉自体は英語圏でも意味を持たない単語です。

「ニックネーム」とい単語で意味を成します。

ではニックネームは現代の意味ではどんなものでしょうか。

一つ目の意味としてはファーストネーム由来の愛称 日本でいう姓と名の名にあたるものです。

トーマスがトム、ウィリアムがビルというような感じで本名を呼びやすく短くした感じの呼び名です。

しかし、英語圏でこのような本名を短くした愛称は頻繁に使われすぎているために、Nameつまり本名と同等の扱いで使われているようです。

自己紹介の時も、私の名前はトムです、といいビジネスの場合でも使います。

ビル・ゲイツも本名はウィリアムです。

2つ目の意味としては名前とは関係ない呼び名です。

これは、いろいろな観点からつけられたりしますが、見た目、性格、などが多いようです。


「愛称」とは?

これは、相手を特に親しみを込めて呼ぶ時に用いられて、本名以外のものです。

愛称を使った言葉で愛称語というものがあります。

名前に「~ちゃん」「~くん」をつける呼び方を指します。


「あだ名」とは

本名とは違う呼び方で、その人の性質や見た目などを表した名前です。

この言葉の語源は、昔、成人男子に付けた別称「あざな」からきていると言われています。

また、その音が近いことで「仇名、渾名」と混同され、あだ名が愛称やニックネームの意味で使われる言葉になったようです。

仇名、渾名はあまりいい意味で使われるものではなく、悪評や男女関係の噂、浮名などに用いられるものでしたが、現代のあだ名にこの意味はありません。

「ニックネーム」と「愛称」と「あだ名」の違い

3つの言葉で相手の事を指す呼称という点では同じですが微妙に違っています。

まず、ニックネームでは最初の意味では、特に呼びやすくしているだけという感じで、相手との親しさや感情ははいっていません。

2つ目の意味では、あだ名と近い意味があり、その相手の性質を表したりしている点で親しさが加わってからの呼称といえます。

愛称は少し違っていて、ものすごく感情が入っている呼称です。

相手の事が好きであることが前提で愛情を込めた呼び方です。

まとめ

3つの言葉を使い分ける機会がありませんでしたが、調べてみると少しずつ違いがありました。

また今回、多くの発見がありました。

ニックネームを調べる中で英語圏での名前とニックネームの使い方が日本と少し違うことが分かりましたし、愛称という言葉が非常に温かみのある言葉でした。