「考える」と「思う」と「悩む」の違いとは?分かりやすく解釈

「考える」と「思う」と「悩む」の違いとは?生活・教育

この記事では、「考える」「思う」「悩む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「考える」とは?

「考える」「かんがえる」と読み、主な意味は以下の通りです。

1つ目は「知識や経験などに基づき、頭を働かせて予測・判断・決断する」という意味で、筋道を立てて結論を下したり、意図することを言います。

2つ目は「ある事柄や事情について、あれこれと思いめぐらすこと」という意味で、関連することを色々と思いはかることを言います。

3つ目は「工夫する」という意味で、新しいものを作り出す為に工夫することを言います。

上記に共通するのは「頭を働かせる」という意味です。


「考える」の使い方

「考える」は動詞として「考える・考えた」と使われたり、副詞として「考えて」と使われたり、名詞として「考え」と使われたりします。

基本的に、具体的なことを、頭を使って時間をかけて思いめぐらすことに使われる言葉です。


「考える」の例文

・『どうしたら少しでも料金を安くできるか考える』

「思う」とは?

「思う」「おもう」と読み、主な意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとについて心で判断・決心する」という意味で、心の中で主観的に結論を出したり、そうだと信じることを言います。

2つ目は「見えないことに対して心を働かせる」という意味で、心の中で予想・想像・追想することを言います。

3つ目は「希望する」という意味で、あることを実現させたいと願うことを言います。

4つ目は「慕う、愛する」という意味で、人や物に対して愛しいと思うことを言います。

上記に共通するのは「心に浮かべる」という意味です。

「思う」の使い方

「思う」は動詞として「思う・思った」と使われたり、副詞として「思って」と使われたり、名詞として「思い」と使われたりします。

基本的に、漠然としたことを、心の中で一時的に思い浮かべることに使われる言葉です。

「思う」の例文

・『今日中に作業を終わらせたいと思う』


「悩む」とは?

「悩む」「なやむ」と読み、主な意味は以下の通りです。

1つ目は「解決方法が分からずに心を痛める」という意味で、どうしてよいか分からずに心で苦しむ様子を言います。

2つ目は「身体の症状に苦しむ」という意味で、辛い症状が長引く様子を言います。

3つ目は「対応が困難で困る」という意味で、処理しきれずに苦しむ様子を言います。

上記に共通するのは「心を痛める」という意味です。

「悩む」の使い方

「悩む」は動詞として「悩む・悩んだ」と使われたり、副詞として「悩んで」と使われたり、名詞として「悩み」と使われたりします。

基本的に、良い方法や見つからなかったり、対応が困難で心を痛めることに使われる言葉です。

「悩む」の例文

・『上の階から聞こえる足音がうるさくて悩む』

「考える」と「思う」と「悩む」の違い

「考える」「具体的なことを、頭を使って時間をかけて思いめぐらすこと」という意味です。

「思う」「漠然としたことを、心の中で一時的に思い浮かべること」という意味です。

「悩む」「良い方法や見つからなかったり、対応が困難で心を痛めること」という意味です。

まとめ

今回は「考える」「思う」「悩む」について紹介しました。

「考える」「頭を使う」「思う」「心に浮かべる」「悩む」「心を痛める」と覚えておきましょう。