「ガーゼ」と「包帯」とは?分かりやすく解釈

「ガーゼ」と「包帯」とは?生活・教育

この記事では、「ガーゼ」「包帯」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ガーゼ」とは?

木綿糸を粗い平織りにした布です。

布の種類には、麻、綿、ポリエステル、レーヨンなどさまざまなものがありますが、「ガーゼ」には一般的には木綿糸が使用されます。

この布は粗い平織りにされているため、通気性がよいです。

また、高い吸水性も備えています。

この特徴を生かして、傷の手当てや肌着に使用されています。

傷の手当てをする際には、まず流水で傷口を洗い、泥などを落とします。

必要であれば消毒液を塗ります。

「ガーゼ」は止血や汚れの付着を防ぐために使用されます。

「ガーゼ」は清潔な点が傷の手当てに適していますが、傷口にくっつきやすく、はがすときに痛みが生じる場合があります。

乳幼児は汗をよくかくため、吸水性と通気性がよい布を使用した衣服を着用させることが望ましいです。

吸水性と通気性を兼ね備えた布が「ガーゼ」であり、乳幼児の肌着の素材として利用されます。


「ガーゼ」の使い方

目が粗く平織りされた柔らかな布を指して使用する言葉です。

サイズがさまざまありますが、サイズに関係なくこの名で呼んでいます。


「包帯」とは?

傷口の保護や患部の固定などに用いる、細長い布です。

この布にはガーゼや晒木綿?などが使用されます。

白色をしていることが一般的です。

傷口の保護や止血のための圧迫に使用するため、布にはある程度の厚みと幅が必要です。

関節に巻くために伸縮性を持たせたものもあります。

圧迫するためには、ゆるみのないように「包帯」を巻く必要があります。

形状は細長いものだけでなく、筒状になっているものもあります。

ネット包帯やチューブ包帯と呼ばれるものです。

筒の中に腕などを通して着用します。

粘着性を持たせたものもあります。

ぴったり肌に付着するため、ずれにくいです。

怪我に使用することが主で、それ以外の用途で使用することはほぼありませんが、過去にはミイラに使用されていたといわれます。

「包帯」の使い方

止血や傷口の保護などに使用する布を指して使用する言葉です。

細長いものを指す場合が多いのですが、細長くないものもあります。

「ガーゼ」と「包帯」の違い

どちらも傷に使用されており、この点が似ています。

「ガーゼ」の場合は直接傷口にあてますが、「包帯」はまず「ガーゼ」などをあてて、その上から使用をします。

また、「ガーゼ」は肌着やマスクなどにも使用されますが、「包帯」はこのような用途では使用しません。

「ガーゼ」の例文

・『ガーゼを購入する』
・『清潔なガーゼを用意する』
・『ガーゼを傷口にあてる』
・『ガーゼを袋から取り出す』

「包帯」の例文

・『包帯を巻く』
・『包帯がとれてしまった』
・『脚に包帯を巻いて松葉杖をついていた』
・『怪我が治ってやっと包帯を取ることができた』

まとめ

2つの言葉が指すものは、似たような使い方をされていますが、同じものではありません。

使い方はわけられています。