「忠告」と「指摘」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「忠告」と「指摘」の違い生活・教育

この記事では、「忠告」「指摘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「忠告」と「指摘」の違い

「忠告」「指摘」の違いについて紹介します。


「忠告」と「指摘」の使い方の違い

「忠告」「相手の為に誠意を持って欠点や過ちを諭すこと」に使われます。

相手のことを思い、正しい方向へ導いてあげたいと思ってする行為です。

「指摘」「重要な点や注意すべきこと、ミスや誤りなどを具体的に取り上げて示すこと」に使われます。

他人の言い分に対してこれは言っておくべきだという点をはっきりと伝えることを言います。


「忠告」と「指摘」の英語表記の違い

「忠告」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「advice」で、「助言」「忠告」という意味があり、「アドバイス」と日本語にもなっています。

「advice」は名詞、「advise」は動詞です。

“I would like to give you an advice.”
(君に一つ忠告したいんだけど)
2つ目は「warn」で、「警告」「忠告」という意味があります。

因みにポスターなどで「Warining!」という場合「警告!」という意味になります。

“I warned you not to be into him.”
(彼に夢中になるなって忠告したよね)
「指摘」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「point out」で、「点を突く」=「指摘する」という意味です。

“She poited out her boss’s mistakes.”
(彼女は上司の間違いを指摘した)
2つ目は「indicate」「指し示す」「指摘する」という意味です。

“I indicated some problems on the systems.”
(私はシステムにいくつかの問題があると指摘した)

「忠告」の意味

「忠告」「ちゅうこく」と読みます。

意味は「相手の為を思い、誠意を持って欠点や過ちを戒めたり諭したりすること」です。

相手にとって不都合なことでも、真心を込めて間違いを諭すことを言います。

そのままでいると相手が不利な立場になってしまったり、周囲に多大な迷惑がかかって大問題になってしまうと思われる場合、相手に改める様に言うことや、その言葉を表します。

「忠」「まこと」「まごころ」という意味、「告」「つげる」「知らせる」という意味、「忠告」「まごころこめて知らせる」という意味になります。

「忠告」の使い方

「忠告」は、「相手の為に真心を込めて欠点や過ちを諭すこと」に使われます。

「忠告する・した」「忠告される・された」「忠告を受ける・受けた」などと使われたり、「忠告して」と副詞として使われたりします。

「忠告」は、「相手の為を思ってする行為」であり、する側の人の感情的な部分が強くなります。

また、される側の人は必ずしも言う通りにする必要はなく、聞き流しても許されます。

「忠告」を使った例文

・『彼はどうもうさん臭いから言いなりにならない様に忠告しておくよ』
・『一つ忠告しておくけど、他の人にはそう言わない方がいいよ』
・『人の忠告を無視して行動するから危険な目に遭うんだよ』
・『彼女に考えを変える様に忠告した方がいいんじゃないの?』
・『ネットで知り合った人を信頼し過ぎない様に友達から忠告された』

「忠告」の類語

「釘を刺す(くぎをさす)」
「約束を破ったり言い逃れができないように念を押すこと」という意味です。

日本の伝統的な木造建築は、釘を使わない技術で建築されているのですが、江戸時代当たりから用心の為に釘を打つ様になったことから使われる様になりました。

「人に言ったらただじゃおかないと釘を刺しておいた」などと使われます。

「警鐘を鳴らす(けいしょうをならす)」
「事態が悪い方へ向かっていることを指摘する」「危機的状況を予告する」という意味です。

災害など危機が迫っていることを知らせる「警鐘」から使われる様になりました。

「このままでは感染爆発が起きると専門家が警鐘を鳴らしている」などと使われます。

「忠告」の対義語

「追従(ついじゅう)」
「人の後ろや意見に従うこと」という意味です。

「彼女はいつも彼氏の意見に追従しているのでモラハラが心配だ」などと使われます。

「指摘」の意味

「指摘」「してき」と読みます。

意味は「大切な点や、注意すべき点、欠点や誤りなどを具体的に取り上げて示すこと」です。

人の意見や説明、文章などに対する意見を、具体的に示すことを言います。

「指」「指でさししめす」という意味、「摘」「指先でつまんで取る」「かいつまんで選び出す」という意味、「指摘」「かいつまんで選び出してさししめすこと」になります。

「指摘」の使い方

「指摘」「人の意見や文章などについて、重要な点や誤りなどを具体的に取り上げて示すこと」に使われます。

「指摘する・した」「指摘される・された」「指摘を受ける・受けた」などと使われたり、「指摘して」と副詞として使われたりします。

「指摘」「忠告」とは違い、誠意や真心などする側の感情は含まれません。

特に重要な点や、相手の間違いなどを事実として人に伝える時に使われます。

「指摘」を使った例文

・『会議の場で上司に間違いを指摘する訳にはいかない』
・『商品に不具合があるとユーザーから指摘を受けた』
・『企画書を提出したが、既に類似品が出回っていると指摘を受けて却下された』
・『一生懸命考えたスピーチだが、結論が薄っぺらいと指摘された』
・『欠点を指摘されると友人でもイラッとする』

「指摘」の類語

「突っ込み(つっこみ)」「勢いよく中へ入ること」「相手の弱みや失敗などを鋭く追及すること」「漫才で、相方のボケに対してオチを付けること」という意味です。

「彼はちょっとした言い間違いにいちいち突っ込みを入れてくる」などと使われます。

「言及する(げんきゅうする)」「ある事柄について意見や説明を述べること」という意味です。

「会議の具体的な内容については言及を避けた」などと使われます。

「指摘」の対義語

「遠慮(えんりょ)」
「人に対して、本来の言葉や行動を慎み控えること」という意味です。

「何かあったら遠慮せずに言って下さい」などと使われます。

まとめ

今回は「忠告」「指摘」について紹介しました。

「忠告」「誠意を持って欠点や過ちを諭すこと」「指摘」「欠点や誤りなどを具体的に取り上げて示すこと」と覚えておきましょう。