「未定」と「不明」と「不詳」の違いとは?分かりやすく解釈

「未定」と「不明」と「不詳」の違いとは?生活・教育

この記事では、「未定」「不明」「不詳」の違いを分かりやすく説明していきます。

「未定」とは?

「未定」「みてい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「まだ決まっていないこと」という意味で、そのことについてはまだ何も定かになっていないことを言います。

2つ目は「まだ確定していないこと」という意味で、大体の内容は定まっているものの、変更する可能性もあることを言います。

上記に共通するのは「定まらない」という意味です。


「未定」の使い方

「未定」は名詞・形容動詞として「未定だ・である」と使われたり、形容詞として「未定の」と使われたり、副詞として「未定に」と使われたりします。

基本的に、予定や計画自体はあり、それが実行されるかどうかや、内容についてなどが定まっていない状態に使われる言葉です。


「未定」の例文

・『新曲の配信日については未定です』

「不明」とは?

「不明」「ふめい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「はっきり分からないこと」という意味で、自分で理解できていないことや、内容を知らないことを言います。

2つ目は「ものごとを見抜く力のないこと」という意味で、ものごとを深く知る能力に欠けていることを言います。

上記に共通するのは「はっきり分かる」という意味です。

「不明」の使い方

「不明」は名詞・形容動詞として「不明だ・である」と使われたり、形容詞として「不明な」と使われたり、副詞として「不明に」と使われたりします。

基本的に、ある内容について、はっきり分からない状態に使われる言葉です。

「不明」の例文

・『彼は仕事で失敗して先週から行方不明になっている』

「不詳」とは?

「不詳」「ふしょう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「くわしくは分からないこと」という意味で、ある程度までは分かっているが、細かい点まで分からないことを言います。

2つ目は「はっきりさせないこと」という意味で、本人が意図的にある事実について隠していることを言います。

上記に共通するのは「細かくまで分からない」という意味です。

「不詳」の使い方

「不詳」は名詞・形容動詞として「不詳だ・である」「年齢不詳」と使われたり、形容詞として「不詳な」と使われたりします。

基本的に、ある程度は分かっているものの、細かい点について分からないことに使われる言葉です。

「不詳」の例文

・『民話や伝説は作者不詳のことが多い』

「未定」と「不明」と「不詳」の違い

「未定」「予定や計画自体はあり、それが実行されるかどうかや、内容についてなどが定まっていない状態」という意味です。

「不明」「ある内容について、はっきり分からない状態」という意味です。

「不詳」「ある程度は分かっているものの、細かい点について分からないこと」という意味です。

まとめ

今回は「未定」「不明」「不詳」について紹介しました。

「未定」「定まっていない」「不明」「はっきり分からない」「不詳」「細かくは分からない」と覚えておきましょう。