一戸建てのマイホームに住んでいらっしゃる方は庭を手入れを自分でやっていますか?
もしかすると、「庭師」さんにお願いしているご家庭もあるかと思いますが、「植木屋」や「造園業」などとの違いを理解されている方は意外と少ないものです。
そこでこの記事では、「庭師」と「植木屋」と「造園業」の違いを分かりやすく説明していきます。
1 「庭師」とは?
「庭師(にわし)」は 「庭園を造ることや庭木などの手入れをしたりする職業の人」のことを言っています。
「庭師」の仕事は、個人宅の庭園造りから始まり、その維持管理まで行っているのですが、それだけでなく公園・オフィス街・ゴルフ場などの公共的な空間の景観造りまで幅広く手掛けているのです。
特に個人宅の庭造りにおいては、樹木の剪定で「間」と呼ばれる空間を創り出すことで、庭全体のバランスを整えて美しい庭を生み出します。
「庭師」の例文
「庭師」の例文は次の通りです。
・『うちは庭師さんに庭の手入れをお願いしていまる』
・『僕は庭師に憧れていた』
「植木屋」とは?
「植木屋(うえきや)」は「植木を育てること・売買することを行う職業としている人のこと」で、広義の意味で「庭師」も「植木屋」に含まれています。
「植木の栽培や庭づくりなどを職業とする人」や「植木を売る店」も「植木屋」と言うことができるのです。
彼らの仕事を少し詳しく見ていくと、「一般家庭を中心にした庭木の手入れをする店」や「寺社・庭園などを専門で手入れする庭師」、あるいは「苗を育てて販売する業者」「マンション・企業の施設の植栽などを管理する会社」「庭造り・エクステリア・外構工事まで対応する造園業者」など幅広い業者を「植木屋」で包括することができるわけです。
「植木屋」の例文
「植木屋」の例文は以下の通りです。
・『あの植木屋さんの費用は安い』
・『あそこの植木屋は評判がとても良い』
「造園業」とは
「造園業」は「造園空間の設計・監督・施工を手掛ける業種のこと」を指しています。
仕事内容としては、「個人宅の庭木の手入れ」「庭園・公園緑地・道路工事などに伴う整地・樹木の植栽景石などの据付けや建築物の屋上等を緑化工事」「植生復元工事」と言った「造園工事業」に加え、「植樹・植栽維持管理」も行っています。
「造園業」の例文
「造園業」の例文はいかのようなものが揚げられます。
・『造園業で仕事をするなら造園施工管理技士を持っていた方がいい』
・『造園業は現場での体力仕事だ』
「庭師」と「植木屋」と「造園業」の違い
ここで「庭師」と「植木屋」と「造園業」の違いを整理してみましょう、 「造園業」は「造園における全体プランの作成・庭園のデザイン、植木・石などの資材仕入れなど総合的な業務」を担当しています。
「植木屋」は、「剪定のスペシャルリスト」であり、「庭師」は「造園における総合的な役割を務めており、「植木屋」は「庭木の手入れ」が仕事となります。
まとめ
「庭師」と「植木屋」と「造園業」の違いを説明してきましたが、このように詳しく見て行くと、この分野に対する関心も深まってきそうです。
