この記事では、「穏やか」と「大人しい」と「落ち着いている」の違いを分かりやすく説明していきます。
「穏やか」とは?
「穏やか」は「おだやか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「静かでのどかな様子」という意味で、大きな変化がなく、安らかな様子を言います。
2つ目は「気持ちゆったりと平和な様子」という意味で、物静かで優しい様子を言います。
3つ目は「自然に受け入れられる様子」という意味で、急ではなく馴染みやすい様子を言います。
上記に共通するのは「安らかで馴染みやすい」という意味です。
「穏やか」の使い方
「穏やか」は名詞・形容動詞として「穏やかだ・である」と使われたり、形容詞として「穏やかに」と使われたり、副詞として「穏やかに」と使われたりします。
基本的に、極端ではなく、常にゆったりとして馴染みやすい様子に使われる言葉です。
「穏やか」の例文
・『今日は穏やかな小春日和だ』
「大人しい」とは?
「大人しい」は「おとなしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「性格が態度などが従順な様子」という意味で、素直で人によく従う様子を言います。
2つ目は「騒がず静かにしている様子」という意味で、比喩的に「静かにする」という意味もあります。
3つ目は「あまり大胆ではない様子」という意味で、派手や奇抜ではない様子を言います。
4つ目は「特に目立つ要素がない様子」という意味で、全て平均的である様子を言います。
5つ目は「思慮分別のある」という意味で、年長者らしく落ち着いている様子を言います。
上記に共通するのは「静かで聞き訳がいい」という意味です。
「大人しい」の使い方
「大人しい」は形容詞として使われたり、副詞として「大人しく」と使われたりします。
基本的に、物静かで思慮分別があり、精神年齢が高い様子に使われる言葉です。
「大人しい」の例文
・『お見合い相手は大人しいイメージの女性だった』
「落ち着いている」とは?
「落ち着いている」は「おちついている」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの変化に動じない気持ちや態度」という意味で、常に精神的に安定した状態であることを言います。
2つ目は「それまで変動していたものごとが安定していること」という意味で、変化が収まることを言います。
上記に共通するのは「安定している」という意味です。
「落ち着いている」の使い方
「落ち着いている」は「落ち着いている・落ち着いていた」と動詞として使われます。
基本的に、大きな変化がなく、安定した状態が続いていることに使われる言葉です。
「落ち着いている」の例文
・『あの子供は小学生の割に落ち着いている』
「穏やか」と「大人しい」と「落ち着いている」の違い
「穏やか」は「極端ではなく、常にゆったりとして馴染みやすい様子」という意味です。
「大人しい」は「物静かで思慮分別があり、精神年齢が高い様子」という意味です。
「落ち着いている」は「大きな変化がなく、安定した状態が続いていること」という意味です。
まとめ
今回は「穏やか」と「大人しい」と「落ち着いている」について紹介しました。
「穏やか」は「ゆったりとして馴染みやすい」、「大人しい」は「物静か」、「落ち着いている」は「安定している」と覚えておきましょう。