多くの人が娯楽の1つとして「演劇」や「ミュージカル」を楽しんでいますが、これらの言葉にはどのような違いがあるかご存知でしょうか?
また、「演劇」や「ミュージカル」の他にも「舞台」という言葉をありますが、解釈に違いはあるのか?
そこでこの記事では、「演劇」と「ミュージカル」と「舞台」の違いを分かりやすく説明していきます。
「演劇」とは?
「えんげき」という読み方をする「演劇」は、「俳優が演出する人の指導を受けながら、脚本の内容に基づき演技しながら観客に見せる総合的な芸術」ということを指しています。
「演劇」の例文
では、「演劇」の例文を見てみることにいたしましょう。
・『今回の演劇はとても面白かったね』
・『来週演劇を見に行く予定です』
「演劇」という言葉を耳にすると、脚本の重要性がかなり重みを増していく印象がありますが、身近なお芝居として見に行ける感じもします。
「ミュージカル」とは?
「ミュージカル」は「音楽(=ミュージック)」を語源としており、大衆的なキャバレーなどのダンス・歌と軽い歌劇がミックスされて生まれてきた大衆的演劇・映画のこと」を指しています。
「ミュージカル」の例文
・『あのミュージカルはもう1年以上も続いている』
・『彼からミュージカルに誘われた』
「ミュージカル」の例文を見ると、演劇と比べて気軽に見に行くことができる印象がないでしょうか。
「舞台」とは
「ぶたい」と読む「舞台」は、「演劇で演技を見せるための高い台」、あるいは「ステージ」のことを意味しています。
この他にも「活躍を見せる晴れの場所」と比喩的に使われることもあります。
「舞台」の例文
・『今日は晴れの舞台だ。頑張るぞ』
・『私の夢は舞台に立って多くの人に感動を与えることです』
上記の例文でも「晴れの舞台」という表現がありますが、実際の「舞台」に立つのではなく、多くの人たちに自分の発表や考えをお披露目するようなシチュエーションでも使われます。
「演劇」と「ミュージカル」と「舞台」の違い
ここで「演劇」「ミュージカル」「舞台」の違いを見てみましょう。
「演劇」「ミュージカル」ともに役者が演技する芸術ですが、「舞台」は実際にその「台・ステージ」のことを言っています。
ここで「演劇」「ミュージカル」の違いは、その演技の仕方にあると言ってもいいでしょう。
「演劇」の場合は、ストーリーの展開を始め、セリフや出演する役者の人間模様などの演出がしっかりしている中で、物語が作られる点がポイント。
その中で、芝居に使われる道具・照明・音楽も総合的な重要部分となっています。
一方の「ミュージカル」役者の演技に加え、踊り・歌などの要素も加わってきます。
まとめ
ここまで「演劇」と「ミュージカル」と「舞台」の意味・違いを説明してきました。
特に「演劇」「ミュージカル」には質の違いがありますが、見ていて心が躍ってしまうような作品は何度見ても唸ってしまいます。
