「源流」と「渓流」と「本流」の違いとは?分かりやすく解釈

「源流」と「渓流」と「本流」の違い生活・教育

この記事では、「源流」「渓流」「本流」の違いを分かりやすく説明していきます。

「源流」とは?

源流とは、げんりゅうという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、水流の発する所や物事が出て来るもとといった意味の源の漢字に、水が移動するといった意味の流の漢字を加える事で生まれた言葉となっています。

だからこそ源流は、ある川のもとになる水の流れや物事の起こり、起源といった意味があるのです。


「源流」の言葉の使い方

源流は、川のもとになる流れや、水源といった意味を表す際に使われる事が多い言葉となっています。

利根川の源流といった表現で、使われたりするのです。

ですがそれ以外にも、始まりや起源といった意味でも、この源流は使われます。

例えば、文明の源流といった使い方がそういった意味合いを表すのです。


「渓流」とは?

渓流は、けいりゅうという読み方をする言葉となっています。

漢字で表記されたこの言葉を見れば理解出来ますが、谷や谷川といった意味を持っている渓の漢字に、ながれるといった意味の流の漢字を付け足す事で成立した言葉です。

そのため渓流は、谷川や谷川の流れを示す言葉となっています。

「渓流」の言葉の使い方

渓流は、源流よりも下流で支流よりも上流に位置し、山間の渓谷を流れる流域を表す際に使用される言葉です。

要するに谷川の事であり、川底に大きな岩や砂利等が存在している事が多かったりします。

水量も豊富な場合が少なくなく、山間にあるため流れの急な岩場と、穏やかな流れの平地の繰り返しで構成される事が多いのが、渓流の特徴と言えるのです。

「本流」とは

本流は、ほんりゅうという読み方をすべき言葉となっています。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、主となるものやほんぶんといった意味の本の漢字に、水の様に動くといった意味の流の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。

故に本流は、2つ以上の河川が合流した際に根幹を為す流れや、中心をなす系統といった意味を持っています。

「本流」の言葉の使い方

本流は、2つ以上の川が合わさった際に主流と言える流れを表す時に用いられる言葉です。

複数の川が合流する事で、水量も豊富で幅の広い川の流れを形成している所を本流という言葉を使って表します。

加えてこの本流という言葉ただ川の流れだけでなく、茶道や華道等で創始者と繋がりがある系統や系譜の事も、本流という言葉を用いて示したりするのです。

「源流」と「渓流」と「本流」の違い

源流と渓流と本流は文字表記を見比べれば、最初に付く文字が源と渓と本、という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。

ですが3つとも川の流れを意味する言葉なので、ややこしい部分はあるのです。

まず源流ですが、川のもととなる流れの事を表します。

次に渓流は、源流よりも下流にある谷川の流れを示す際に使用される言葉です。

本流は、2つ以上の川が合流した際に根幹をなすと言える流れを表現する言葉となっています。

まとめ

3つの言葉には全て流という同じ言葉が使われており、全部川の流れに関連して使用される言葉です。

ですが最初の文字がそれぞれ、源と渓に本という明確な違いがあるため表す意味合いにも違いが生じています。

ちなみに源流は、川のもとと言える流れを示す言葉です。

渓流は、源流の下流にある谷川の流れや谷川自体を表します。

本流は、複数の川が合流した際に主流と呼べる川の流れを表現する言葉です。