「平常」と「通常」と「正常」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「平常」と「通常」と「正常」の違いとは?生活・教育

この記事では、「平常」「通常」「正常」の違いを分かりやすく説明していきます。

「平常」とは?

「平常」「へいじょう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「習慣的で安定していて、いつもと同じである様子」という意味で、同じ動きや生活が繰り返されている様子を言います。

2つ目は「他と比べて特に変わった様子がないこと」という意味で、幾つかあってもほぼ同じ状態であることを言います。

上記に共通するのや「変わったところがない」という意味です。


「平常」の使い方

「平常」は名詞・形容動詞として「平常だ・である」と使われたり、形容詞として「平常な」と使われたり、副詞として「平常に」と使われたりします。

基本的に、変化することもある前提で、いつもと変わりないことに使われる言葉です。


「平常」の例文

・『事故で乱れていたダイヤが平常に戻った』

「通常」とは?

「通常」の意味は以下の通りです。

1つ目は「世間一般に見られる普通の状態であること」という意味で、他の人たちもその様であることを言います。

2つ目は「日常的に用いられる状態であること」という意味で、特別ではなく平均的な状態を言います。

上記に共通するのは「一般的」という意味です。

「通常」の使い方

「通常」は名詞・形容動詞として「通常だ・である」と使われたり、形容詞として「通常の」と使われたり、副詞として「通常~である」「通常に」と使われたりします。

基本的に、日常的に見られる普通の状態に使われる言葉です。

「通常」の例文

・『弊社は何もなければ通常5時には業務が終了します』

「正常」とは?

「正常」の意味は以下の通りです。

1つ目は「正しいとされる在り方や状態にあること」という意味で、よしとされる基準内にある状態を言います。

2つ目は「他と比べて特別に違う点がないこと」という意味で、他の時や状態と比べて特に変わった点がなく普通であることを言います。

上記に共通するのは「正しい」という意味です。

「正常」の使い方

「正常」は名詞・形容動詞として「正常だ・である」と使われたり、形容詞として「正常な」と使われたり、副詞として「正常に」と使われたりします。

基本的に、人や物が正しいとされる基準の範囲内にある状態に使われる言葉です。

「正常」の例文

・『サーバーが復旧してシステムが正常に戻った』

「平常」と「通常」と「正常」の違い

「平常」「変化することもある前提で、いつもと変わりないこと」という意味です。

「通常」「日常的に見られる普通の状態」という意味です。

「正常」「人や物が正しいとされる基準の範囲内にある状態」という意味です。

まとめ

今回は「平常」「通常」「正常」について紹介しました。

「平常」「違うこともある中で普通の状態」「通常」「日常的に普通の状態」「正常」「正しい状態」と覚えておきましょう。