収入の多い人やお金をたくさん持っている人のことを指して「金持ち」「資産家」「高所得者」などと言ったりしますが、これらの言葉の持つ意味にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「金持ち」と「資産家」と「高所得者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金持ち」とは?
「金持ち」とは、読んで字のごとくお金をたくさん持っている人のことを指します。
一番馴染みのある言葉ではないでしょうか。
どのくらいお金を持っていると「金持ち」かという定義はなく、人それぞれで基準の大きく異なってくる言葉です。
ある人のことを「金持ち」と表現する人もいるでしょうし、しない人もいるでしょう。
言葉を使う人の金銭感覚によって大きく左右してしまう言葉です。
「資産家」とは?
「資産家」とは、財産の多い人または家という意味の言葉です。
職業を表す言葉などではなく、莫大な資産を手にしている個人につけられる通称のような言葉です。
法律上の定義はありませんが、海外の経済誌によると「資産家」の定義を、10億ドル以上の資産を保有する個人としています。
1ドル100円として円換算すると1000億円以上の資産ということになります。
「高所得者」とは?
「高所得者」とは、読んで字のごとく所得の高い人(多い人)のことを指します。
2018年度の税制改正から、年収850万円超の人からは増税になる計算なので、一般的には年収850万円以上の人のことを「高所得者」としています。
言葉としては「高所得者」というものが存在していますが、年収というのは自分しかわからないのがほとんどで、あの人は高所得者であの人は高所得者ではないといった区別はつかない為、普段は使う機会の少ない言葉であると言えます。
「金持ち」と「資産家」と「高所得者」の違い
「金持ち」は単純に「お金をたくさん持っている」人のことを指します。
例え収入が多くてもそれに比例するように多く使っていたらお金は残りませんし、収入が少なくても節約して貯金などしていればお金は残ります。
ですから「金持ち」は「収入は関係ない」言葉であると言えます。
「資産家」は「資産をたくさん残している」人のことを指します。
その資産は莫大なものである為、「資産家」とは資産を残すことを目的の一つとしている活動家であるとも言えます。
「高所得者」は、「所得をたくさんもらっている人」のことを指します。
税制改正の中で「高所得者」に相当する定義していることでもわかるように「税の世界」で使われることの多い言葉で、普段は使う機会の少ない言葉です。
まとめ
ここまで「金持ち」と「資産家」と「高所得者」の違いについて述べてきましたが、理解して頂けましたでしょうか。
大まかに言ってしまえば「金持ち」はお金をたくさん「持っている人」、「資産家」は資産をたくさん「残している人」、「高所得者」は所得をたくさん「もらっている人」とも言えます。